3 作中の季節感
すみません、他の連載を今日から止めて書籍化作業に集中するのですが、2つだけ書きます。20分で書けるだけ。
ひとつは季節感。
『海辺の町で間借り暮らし』と『スープの森』のストーリーは、ほぼリアルタイムで進行しています。
間借り暮らしの季節感は、食卓やお店で出される魚に旬のものを使っていて、スープの森では食材や動物たちの繁殖時期、植物の実りに季節感を滲ませてます。
とくに間借り暮らしのほうは目立たなさすぎる季節感なので、「読者さんも気づかないよね」と思いつつひっそり季節感を練り込んでおります。
もうひとつは仕事に関して。
スケジュールちゃんと組め、そんなに詰め込むなと、いろんな方に言われますが、「こうなると思わなかった」というのが本当のところです。
スープの森はひたすら穏やかな話にするつもりで「これは異世界恋愛では受けないよね。でも私が書きたいから書くわ」と書き始め、間借り暮らしは「現代恋愛は読んでもらえない。そもそも読者がいない」とあちこちから聞いていたのですが「私がイケオジを書きたいから書く」と始めました。
「偽りなき者」のときのマッツ・ミケルセンが好きだったので。
井戸底は、おそらく私をお気に入り登録してる方がお読みくださっているはず。
わざわざ私のマイページから作品や活動報告をまめにチェックして私の悪口言う人もいるにはいますけど、それはもはや熱心な読者と紙一重だから、気にしないw
スケジュール管理の点からいえば、締め切りに遅れたことは一度もありません。
なにしろ私、文字書き中毒ですから。
ではまた作業に戻ります。