こういう話ではなかった
※話に番号付けるのやめたわ。いくつか抜けちゃったし番号を書き直す気力がない。
もろもろのお盆儀式を終えて魂が口から87%出た状態で次の話を考えていたのだけど、おかしい。
そもそもの話は私が〇〇さんに愚痴を言ったところから始まる。
「甘々作品を書きたいけど、書けない。引き出しがない」
「だったら〇〇〇〇(超人気漫画)の〇〇〇〇〇が女を甘やかすところを思い浮かべながら書けば?」
と言われて「それだ!」と猛烈テンション上がったのですよ。
私、そのキャラが好きすぎてコンビニのマルチコピー機を使ってA3サイズで〇〇〇〇〇を印刷して壁に貼ってるくらいだからさ。
「そうだ! 私だけに都合のいい〇〇〇〇〇の話を書けばいいんだ!」って嬉しくなったんだけど。
今日脳内の映像を文字にしながらザックリとあらすじを書いていたんだけど……。
書いているときは没頭して全てを忘れてるわけよ。その結果。。。
予定では病弱美麗だったはずのヒロインが。
ちょっと無理をするとすぐ熱を出して「私、自分の弱さが不甲斐なくて」と涙するはずのヒロインが。
長い髪を風になびかせながら裸馬に乗って疾走しているんだわ。
しかも右手で反りの強い刀を高く掲げながら裸馬を全力疾走させてんの。
その上、騎乗したままヒーローの前に立ち塞がって、「貴様に我らの土地を踏ませないっ!」とか叫んでんの。
(あれ? これ違うね? 甘々じゃないね? なんでこうなった?)と本気で茫然としたわ。
ソファで横になっていたんだけど、思わず起き上がったわ。
「私初の甘々作品だっ!」って張り切ってたんだけどなあ。
そもそもこれ、甘々どころか恋愛ですらないじゃん。戦闘物語じゃん。
大丈夫か私。
そういや、過去にも似たようなことがあったわ。
小国の書籍用に書いた短い話で、新婚のベルティーヌがセシリオとイチャイチャする甘い話を書くつもりだったのに、書き上がったのはベルティーヌがライフルをバンバン撃って勇ましく戦ってセシリオを唖然とさせる話だったよ。
本当に大丈夫か私。




