263 「そこじゃねえんだわ」と言われた話
もう少しで隠れ家が終わるところで、新しい話を思いついたわけで。
設定はありがちなんだけど、山ほどある似たような設定で、どうやって面白いと思ってもらえるかがだいじだなって、最近は思う。
婚約破棄、悪役令嬢、愛さない、溺愛。
怒涛の如く似たタイトルが存在するけれど、面白いものはやはり面白い。
珍しい設定に興味を持っていた時期もあったけど、「腕の見せ所、頑張りどころはそこじゃねえんだわ」って、ベテラン作家さんに言われたことがあってさ。
言われてみたら映画「オデッセイ」だって、火星に取り残された植物学者が生き残るために頑張る話で、サバイバルとかユーモアとか仲間との連帯なわけで。火星だからって、火星の描写に視点は置いてない。
そこ、トラップなんだよね。気ぃ抜くと火星の描写を延々と書きたくなっちゃう。調べた知識のお披露目したくなる罠。
でもそれは書き手が気持ちいいだけで、人に読んでもらう時には枝打ちして落とすべき不要な枝なんだと最近気がついた。
で、思いついた話はありがちな設定だけど、クスッと笑える話にしたいわけ。
「〇〇のは〇〇〇だ。この〇〇〇〇!」を主人公のご令嬢に言わせたいわけよ。
楽しいなあ。
一行ずつ書き足していってひとつの話を完成させる楽しさといったら。
そういや子供の頃、レゴブロックで壮大なお城を作るの、好きだったよ。コツコツ大好きは昔からよ。
仕事しつつ、新作も書き途中のあれもこれも、毎日ちょびっとずつブロックを積むわ。なろうに出すまで相当時間はかかるだろうけど、急ぐ理由はないもんね。




