231 「ジャンル別?総合は?」
息子は私よりずっとなろう歴が長いそうで(読み専)、東京で暮らしているのもあり、私が年中書き物をしているのはブログを書いているのだろうと思っていたのです。
「実はお母さん、なろうに出してるんだ」と言ったら「ふうん」でした。
そこからずっとその話は出ず、あるとき小国を完結してだいぶたった頃かなあ、「お母さんの小説が1位になったことがあるんだよ」と言ったら「なにそれ」と。
「日間?」
「それもあったかもしれないけど、見てない。最後は四半期で1位になってたね。担当さんに教えてもらって見た」
「ジャンル別? 総合は?」
その質問で(本当になろう作品を読んでる)と思いました。
「総合はわかんない。ランキングはストレスになるからあんまり見ない」
「ふうん」
そしてそこからさらにしばらくして、「実はお母さん、本を出してる」と言ったら、もう何冊か出した後だったので、また驚いていました。
「感想欄を閉じている時期があった」と言ったら
「お母さんは返信しなくてもいいから開けとけばいいのに。読者としては楽しく盛り上がりたいものだよ」と言っていました。
その息子が週末に私が原作のコミックを貰いに帰ってくるそうです。
「電車の料金で本が買えるじゃん。いいよ、送るよ」
「いやいい。取りに行く」
たぶん顔を見せに来てくれるんだと思います。
昔、読書をする人に育ってほしくて、たくさん本を揃えていたころは全く読まなかったけど、気がついたらいつの間にか本を読む人になっていました。伊坂幸太郎さんが好きだそうです。
よかったです。
(学校で作文を書かされるのが大嫌いで、いつも最後はこのひとことで締めくくっていた私ですw)




