17 ダブルチェック
昨夜、とある作品の展開を考えていたら眠れなくなり、そのうちしゃっきり目が覚めたから改稿作業をしています。今は休憩。
今取り組んでいる原稿は、誤字脱字、言い回しを二人の方がダブルチェックしてくださっていて、「ありがたい」と思いながら作業しています。
私、一気に書いた文章は、あとから何度読み返しても誤字脱字を見落とす率が高いから。気を付けてはいるものの、「あ、こんなに」と冷や汗が出ます。
細かく修正していただけるのは大歓迎です。自分のミスを見つけてくれてありがたいと思っています。もう、何回お礼を言っても足りないぐらい。今回、それでいて私の文体はいじらない配慮をしてくださっていて、すごいなあと感心しながら作業しています。
最近まで自覚していませんでしたが、私の文章は「ワンセンテンスをなるべく短くしたい」という好みのせいで癖があるのです。とある人に指摘されて気がつきました。
それを気に入らない人はどうしても気になるらしいのもわかっています。でもそこに口を出さないでいてくれるありがたさ。
感謝しています。私は修飾過多の長い文章が本当に苦手なもので。
きつい書き方にならないように毎回丁寧に「~ではいかがでしょうか」「~に修正しました」という言い方をしてくれて、尊敬と信頼感が増し増しです。たとえ多用する言葉を単語登録していたとしても、そのひと手間は絶対に面倒な事ですから。
この作業が終わるのが寂しいくらいありがたい。
小説は出版する側の方にとっては商品で、他にもやるべきことは山のようにあるわけで。
なるべくスピーディーに作業したいでしょうに、互いに気持ちよく仕事をするために配慮してくれることに頭が下がります。文字の向こうに人柄がうかがえるって、こういうことかなと、素っ気ない事務的なメールを送ってしまう自分を反省しています。
書籍化作業をしていて、学ぶこと、新たに知ることがたくさんあります。
わかりやすい表現方法もそうですけど、仕事の進め方とか、作品に取り組んでくださるときの誠実な仕事ぶりとか。
我が子のように思っている作品を大切にしていただいたことは絶対に忘れないようにしようと思っています。
……感動中なので、やけに真面目な優等生っぽい内容になりましたけど、本当のことです。




