170 名前の付け方
主人公と相手役の名前が日本人の場合、読みにくい名前だと、毎回ルビがほしい。
私は細切れに仕事や家事の合間に本を読むだけでなく、並行して百を超える漫画も読んでいるから、次に読んだときに読み方を忘れてる。
で、毎回(なんて読むんだっけ?)と思う。名前を覚えるのも顔を覚えるのも苦手なんです。
ルビが出てくるのは初出のときだから何度も最初の方に戻る。長い話だと「きー!」ってなる。
だから自分が書くときは、心がけてわかりやすい、読み間違えない名前にしてる。
だけど「光男」は33歳にしては古風過ぎた。
ドラフト会議に出てくる高校生の本名のほうが、よっぽどおしゃれ。
最近知ったんだけど、原稿を校正に出してもらうと、わかりにくい読み方の漢字にルビを振っても『○○ページで既出です』ってコメントが入って消されちゃう。そういうルールなんだね。
そのルールを知ってからはますます読みやすい名前にしてしまう。
なのに!
私の登場人物は名前を2通り持ってることが多いわけ。呼び方以前に名前が複数問題。
ビクトリア=アンナ=クロエ=ケイト(4個!)
再婚のクリスティアンはカーティス
鮎川紗枝ちゃんは柿田彩恵子
夏川レイはアレクサンドラ・オリエール
もう、名前は1個にするわ。覚えきれない。




