168 読んでもらえたら嬉しい
ジェーン・スーさんて、ご存知ですか。
ラジオのパーソナリティー、文筆家などで活躍なさっている方です。
スーさんがね、人生相談の答えで「社会はあなたが傷つかないようには作られていない。傷つくたびに自分が悪いと思うのはよくない」という趣旨のお答えをなさってて、ウォーキング中に聞いていた私、本当に Σ( ̄ロ ̄lll) て顔になりながら歩いていました。
そうなの。社会は私個人に優しくするようにデザインされているわけがないの。
傷つくのなんて、当たり前なの。
そのたびに落ち込んでたら、人生の1割ぐらい落ち込んで生きなきゃならないの。
ということがスッとのみ込めて、気分が明るくなりました。
30歳のときにね、前も書いたけど「ああ、私は何者にもなれないで終わるんだな」と思った日のことは、今も忘れないんです。
本を出すことになったとき、(よかった。1冊は本を出せた)と思っていたら、担当さんが「守雨さんもしかして記念出版のつもり?」て。おっしゃいました。
「そうです」とは言えずに沈黙したんですw
記念出版のつもりだったので、まさか1年半でこんなに本が出ると思いませんでした。
これは本当に応援してくださっている読者さんのおかげです。それはもう1日も忘れたことないです。
私の文章を好んでくれる人がいる。そう思ったら「なんで!」って事態があっても、「ま、そういうこともある」とおおらかに思えます。
あと、自分が若い時にやらかした数々のことを思えば、たいていのことは「あるある」だと思っています。
私の最大の失敗の話は、親兄弟、夫、子供、リアル友人、親戚の誰もが知らないことで、この世でただ1人、作家のKさんにだけ話したことがあるのです。
Kさんが「うそぉ! まじで?」と驚いたので、「やっぱ驚くよね」とあらためて自分のやらかしを反省しましたっけ。
そんな失敗大王の私ですが、もしよろしければ今後とも書いたものを読んでいただけたら嬉しいです。
読んでもらうことが心底嬉しいのです。




