表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫デコ  作者: 守雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/311

16 そういう作家に

淡々と作業をこなし、淡々と家事もこなし、淡々と前からの仕事もこなす。

最近では小説の方にかける時間の方が圧倒的に長い。もはやこっちが本業かもと思って「本業」という言葉を使わなくなった。


とある担当さんとやり取りしていて、「ちょっとでも鬱展開があると拒否感を持つ読者がいる」という話題になり、「右肩上がりの成功話か、癒し系が人気」という話になり「じゃあ、私なんかどれも結構重い話をぶち込んでて向いてないじゃん」という結論になった。


でも、そう書きたいんだから仕方ない。

そういう話が好きなんだから仕方ない。

善人だけでトラブルも起きず、ただただ幸せなだけの小説を否定しないし私も漫画ではよく読むけど、いいじゃないの、いろんな小説があって。

どんなことにも多様性はだいじだよ。

あと、それぞれの好みは好みであって正義じゃない。


だから鬱展開があっても汚い言葉を並べて苦情を書き込むエネルギーは、どうぞ好みの作品への賛辞に使ってほしい。

あ、あの手のコメントを書き込む人はここを読んでいないだろうけど。


私がかなりボリュームあるラノベを完結まで読み切ったのはそう多くはなくて、そのどれもが必ず主人公が苦労する場面、追い詰められる場面がある。

それを乗り越えて「おめでとう、幸せになったね」って満足して本を閉じている。

私もそういう小説が書きたい。


それともうひとつ。

流行り物をデータ分析して、つねにトレンドを外さず、確実にヒットを打っていく。そういう作家に、私はなれない。(宮沢賢治風に書いてみた)

書きたいものしか書けない。

ごめんね。(←私を担当してくださっている方々に向けて謝っています)


トレンドを押さえられない作家だけど、王道から外れた話ばかり書いてるけど、こつこつ作品を積み重ねて、「お、守雨の本だ」って書店で見かけて買ってくださる読者さんが一人でも増えるように頑張るね。


※この回は文の頭の一字下げをしていません。必要ない気がするんだよね。

小説の方では、やらないと必ず誤字報告が入るからやってるけど、商業の世界でそういう慣習があるってだけで、作法上の間違いではないって、ちゃんとした偉い人がどこかに書いていたよ。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 一字下げは書き手が自由にすればいいと思っています。今回の横書きでは全く違和感がないですね。むしろ読みやすい。
[一言] 横書きは一字下げしない方が読みやすいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ