表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次元災害で異世界へ  作者: 真草康
魔獣監視装置 試作品編
52/181

50. 補助魔法大会と新しい槍


 一六月二一日黄曜日。年の瀬だ。

 オケアノス神社は新年のお祭り、新生祭に向けて飾り付けが済んでいた。

 オケアノス祭でも見たが、日本の神社の飾りつけと似ていて提灯がそこかしこに掲げられていた。


 新生祭、オケアノス神のシンボルの化身、象徴ともいえる大きな月のルーナが新年に向けて新たに生まれ変わることを祝う祭りだ。

 まあ、いつものように月の満ち欠けで、新月となって輝きを増していくだけなんだけど。


 図書館で知ったことだが、潮の満ち引きを引き起こすルーナは海を見守るオケアノス神に見立てられている。

 それとは別に月の女神ルーナや、小さい月のアルテも女神とされているから不思議だ。

 神様はよっぽど仲がいいんだろうか。


 ママとミリア姉、そしてヒーナ先生と一緒に軽く見学してからウインダムス邸を訪れた。

 ミリア姉は到着直後からロビンちゃんと遊んでいる。仲がいいのか悪いのか、理解不能な関係だ。


 オルジ兄はマルナ先生と魔法の特訓だ。

 オルジ兄も何とか魔法量が“26”から“27”となることができて、ホッと一息ついたところだが、上級魔法学校の最低レベルになったばかり、気を抜くなということだ。

 ブルン兄も付き合っている。


「セージ、頼まれたことは引き受けるのですね」

 マールさんからの問いかけ、そばにはミクちゃんとレイベさんがいる。

「はい。ただ、複写には誰も立ち会わないこと。

 それと僕が他の人から複写させてもらったものは複写できません。

 あと、ミクちゃんが持っている属性だけでいいんですよね」

「ええ、それでかまいません」

 魔法回路(マジックサーキット)の複写の話だ。


「火・水・土・風・光のレベルは“2”までですよね」

「ええ、そうです。

 ただ、数だけは教えて頂戴。

 それとできれば身体魔法もお願いします」

「はい、わかりました。チョット待ってください」

 魔法回路は脳内で自由自在に並べ替えや検索が可能だ。

 レベル2以上で選択した中で、不必要なものを除外する。


「四五件です。

 一件はミクちゃんが持っているウォーターですから複写は四四件だと思います。

 あ、無属性魔法の対物シールド、対魔法シールドを入れると四六件です」


「四六件ですか」

 マールさんだけでなく、ママも驚いているようだ。

「たぶん、風魔法の撹拌(アジテーション)つむじ風(タービリオン)、抵抗減少、振動ヴァイブレーションなど実験なんかで、お試しで造られた魔法陣があります。

 アジテーションは料理のために作られたって書かれてました。

 五つは複合魔法で、小火弾(プチショット)小水弾(プチットウォーター)、目つぶし、で一般的なものです。

 あとの二つは水と土の複合魔法陣の、泥団子(マッドボール)、マッドシート、とこれも研究で造られた魔法陣だそうです」


「わかりました。それではお願いします」

「はい」

 なんか、マールおばさん、チョット困惑しているのか不思議そうな表情を浮かべた。


「ミクはセージ君のいうことをよく聞いてね。

 それとセージ君の魔法回路を見ても、ママたちだれにもしゃべっちゃダメよ。約束ね」

「はい、わかりました」

「それとミクからアジテーションなどの魔法回路は見せてもらったり、複写させてもらうことはかまわないかしら」

「はい、いいですよ。本に載っていることですから」

 レベル2の魔法回路で秘密なことは、リエッタさんから複写させてもらった闇魔法や、ヒーナ先生から複写させてもらった光魔法の、悪意判定(オーラジャッジ)しかない。

 今回はオーラジャッジは複写対象外だ。もちろん闇魔法もだ。


 セージは後で知ったことだが、レベル2の複合魔法はほとんど教えないそうで、知らない人も多い。

 複合魔法の訓練はレベル1を左右両手に出して練習させる。

 先に複合魔法を知ってしまうと体内の魔素や魔法力の制御を鍛えることが、おろそかになって不安定になってしまう可能性が高い。

 将来を見据えてということだ。


 それと複合魔法を自在に操れるころにはレベル2どうしの攻撃魔法ができるようになって実質不要にもなる。

 それと両親や親族、雇った教師や冒険者から魔法陣を複写するからそういうことになる。

 セージみたいに文献の設計図をあさって、自分で構築しようとする者などまれだ。

 それと、自分で魔法陣を構築することは、魔素に対して相性が良く、かなり技術が必要だということをセージは知らない。

 魂魄管理者(女神様)の、魔素や魔法力(高次元粒子や高次元エネルギー)との親和性マシマシの恩恵に寄ることもだ。


 マールさんやママも知らなかったとは、セージも思い至らなかった。

 本を読んで目にしたことはあるかもしれないから、気にも留めていなかったという方が正解かもしれない。


 セージはミクちゃんの部屋で二人っきりで複写作業を行った。

 自分も五才だが、相手も五才。慣れもあって緊張することも無い。

「サージちゃんのおっきいー」

 セージのレベル7の魔法回路はサイズが八〇センチメル級、大してミクちゃんのレベル2の魔法回路は三〇センチメル級だ。


 魔法回路のおおよそのサイズはレベル値+1に10を掛けたサイズだ。

 魔法回路が成長で徐々に大きくなて行くからピタリとそのサイズじゃない。

 ミクちゃんのは目測で三二センチメルといったところか。


 ミクちゃんの持っている魔法陣を確認したら、予想通りすべての生活魔法陣と水魔法の水球(ウォーター)だけだった。


「それじゃー、このビッグウォーターを複写して」

 水魔法で複写するものは、大水球(ビッグウォーター)、チョット粘性を持った小水球のジェル、小さな水の盾のウォーターシールド、霧のフォグ、あとは水球群の五つだ。

 火魔法は四個、土魔法は七個、風魔法は研究やお遊び魔法陣があるから一二個、光魔法が八個、身体魔法が三個。

 あとはシールド二個に、複合魔法が五個と、説明しながらだからチョット時間が掛かった。


 めんどくさかったのが、ミクちゃんに魔法回路を出してもらいながら、マールさんとレイベさんに、再度説明しながら僕が魔法を放ったことだ。

 魔法を放つときには魔法回路は呼び出さず、魔法陣だけを呼び出してだ。

 場所はもちろん練習場でだし、お昼をごちそうになってからだ。

 ママは昼前に帰宅していて、ヒーナ先生とミリア姉が残ってくれている。


「セージ君、僕と勝負しよう」

 説明が終わったのを見計らて声を掛けてきたのはディニー・ウインダムスさん。

 マリオン上級魔法学校一年、ウインダムス家の長男でミクちゃんの兄だ。


 ちなみにその隣で一緒に睨んでくるのはウインダムス家長女のターニャさんだ。

 成人していてウインダムス総合商社のマリオン支店に勤務している。

 ターニャさんとディニーさんは、一昨日一緒に帰宅したそうだ。

 ちなみにミクちゃん達のパパはカレルッドさんといって美男子だ。

 美男・美女の家系から生まれた子供だから、ヤッパリ美男・美女だ。

 ミクちゃんは幼いから可愛らしさが目立つが当然美人だ。

 ロビンちゃんもお姉さんのターニャさんのような美人になりそうな気がする。

 みんなウインダムス家の真っ赤な髪だ。

 ただし並ぶと微妙に濃淡がある。


 パパ似の僕は、パパみたいに豪快な顔にはなりたくないし、どちらかというと平凡なままでいいと思っている。ここにも格差社会が。

 そんなことはどうでもいいが、とにかくめんどくさい。

 ちなみに真っ赤な髪にダークブルーの僕が混ざると、目立つというか、浮くというか、そんな所だ。


「僕五才ですよ」

 ロビンちゃんが隣でニヨニヨ笑っている。反してミリア姉は、またか、と食傷気味だ。


「ロビンより強いんだろう」

 そういって練習用の木刀を差し出してくる。

 刃の部分は柔らかいゴム製となっている刀だ。

「いつも使っているのが、この木刀だと聞いたものだから」

 マールさんに視線を向けると、

「適当に相手をしてあげて頂戴」

 止める気も無いみたいだ。

 ただ、その言葉にディニーさんが気色ばむ。


「……わかりました」

 めんどくさいからチャッチャと終わらそう。盾は無くっていいや。

 衝撃吸収の付与魔法が掛かっている皮の鎧とヘルメットを身につければ準備OKだ。


「どこからでも掛かってきていいよ」

 余裕を見せるディニーさんに、ブルン兄と模擬戦をやった時と同様に、一気に飛び込んで剣と盾を弾き飛ばして、首筋に切りつけて木刀を止める。

 驚愕するディニーさん。見るとターニャさんとロビンちゃんも驚いている。

「ちゃんと構えて下さい。練習にもなりません」

 ミリア姉は何がおかしいんだか、クツクツ笑っている。


「ああ、わかった。チョット油断しただけだ」

 小物臭漂う、負け惜しみにしか聞こえない。

 まあ、五才のお子ちゃまが、一流近くの強さ、“40”を超える強さを持っているなんて誰が想像するだろうか。

「今度は、言い訳は無しですからね」

「あ、当たり前だ」

「行きますよ」と言ったが、オリャーッとディニーさんが盾を前面に出して、先に斬りかかってきた。

 ヤッパリ遅い。

 剣をはじいて、後ろ脚を斜め後方に引いて体を斜めに開きながら、素早く剣を戻して、剣と盾をはじく。

 ディニーさんが前方にたたらを踏むが、何とかこらえる。

「<細胞活性アクティブセル>」

 ターニャさんが、それは……、と慌てだす。

 身体魔法のレベル1だ。

 同じアクティブセルだが、ブルン兄よりレベルが低い。

「<身体強化>」

 僕は身体魔法のレベル2だ。そして体内の魔素と魔法力の巡回を高めレベル3まで高める。

 ターニャさんが、今度はは目を見張る。

 驚いたディニーさんだが、気を引き締めたようだ。


 オリャーッとディニーさんが再度盾を前面に出して突撃してくる。

 最初より気合が入っているし、構えも隙が無くなっている。

 僕も突っ込んで、剣でディニーさんの盾の中心を、ドン、とそれなりに突く。

 ウワーッ、とディニーさんが大きくのけぞり、尻もちをついた。

 ディニーさんが呆然とする中。

「それまで」

 ロビンちゃんの警護兼教育担当のカフナさんが終了を告げる。

 

「ちょ、ちょっとおかしいでしょう。どうして身体強化が使えるのよ!」

 ターニャさんが憤然と怒り出す。

 そうはいっても、練習したし、実戦も経験してるし。

「五才のミクがレベル2の魔法を練習しだすのもそうだし、それを教えてるのが同い年のセージ君だなんて……」


「ターニャ、それとディニー」

 マールさんが優しく微笑みかけると、少しは落ち着いたようだ。

「セージ君は少々オケアノス様の加護が強いようですが、普通の子供ですよ」

「加護、ふ、普通?」

「ターニャ」

「は、はい」

「セージ君はララ草原で強さ“25”程度の魔獣なら、一人で狩れる実力者です。

 ミクもセージ君に手伝ってもらって、同じく“20”レベルの魔獣を狩ることができました」

「一人でですか」

「ええ、たった一人、誰の援護もなくです。それも安心して見てられるほどです」

 上級魔法学校の冒険者資格を考えても、一人で狩りをするのはまず無理だ。

 絶句するターニャさんとディニーさんだった。


 その後はミクちゃんの魔法練習に付き合ったのだが…。

「ねえセージ。ミクちゃんにやってあげた補助魔法を私にもかけてくれない」

「えっ、今ここで」

「そう、魔法や魔素が見えるんでしょ」

「それなら私も」

 ミリア姉が困ったことを言い出したら、ロビンちゃんまで身を乗り出してきた。


 めんどくさい。あ、生体スキル補助の実験台にちょうどいいか。

「いいよ、ただ補助が掛かるかどうかわかんないけど」

「どうしてよ」

「魔法波動を同調させる必要があるから、同調が上手くいかないとほとんどかからないと思う」

「それでかからなかった時にはどうなるの」

「多分、スキルが発動しないだけだと思うよ」

「変な事にはならないんだよね」

「本にはスキルが発動しないって書かれてただけだから、そうとしか言えない」

「そう、それじゃあ、やってみて」

 僕の答えに、ミリア姉とロビンちゃんが交互に話してかけてきて、最後に「やって」と言ったのはミリア姉だ。


 訓練場の端に移動する。

 僕のいう通りにして、と言って、ミリア姉と正面を向いて両手を握る。

「目をつぶって」

 ミリア姉が目をつぶるが、ロビンちゃんが興味津々と観察してくる。

「気が散るからチョット離れてて」

 仕方なさそうに少し離れるが、熱い視線はそのままだ。

 ミリア姉の体内の魔素と魔法力を感じ取って、その魔素と魔法力をミリア姉の目に集中させる。

 体内魔素や魔法力の活性化はしないように注意する。

 右手を放して、その手をミリア姉の目にかざす。

<補助:生体スキル補助Ⅱ><魔力眼:2>

 右手に魔法力を込め、ミリア姉の目に補助魔法を流し込む。

 多分うまくいった。


「目を開けていいよ」

 ミリア姉がパチリと目を開ける。

 僕が<ファイアー>と火球を作ると、ミリア姉の目が見開かれた。

「……えー、こ、これが……、あんたヤッパ、チートだわ……」

 言うことはそれか!


 次にロビンちゃんも同じことをする。

「ほう、これが……」

 周囲を観察しだす。


 騒いでるミリア姉とロビンちゃんに気付いて、みんなが集まってきた。

 魔力眼のスキル補助を行たことを説明したら。

「……生体スキル補助……」

 一言ぼそりと呟いて絶句するのがターニャさん。

 後ろの方ではヒーナ先生が「歩く非常識」とか言ってます。


「姉さん、生体スキル補助って?」

 ディニーさんは知らないみたいだ。

「……ああ、あなたはまだ知らないか。補助魔法のレベル4…」

「レベル4⁉」

 ディニーさんの声がひっくり返ってる。

「そう、レベル4以上になると、他人に自分のスキルを渡せるようになるわ。

 しかも難しいらしくって、レベル5を持っていてもできないって言われてる難易度の高い補助魔法よ」

「レベル5……」

 ディニーさんの声のトーンが一気に低くなった。顎が外れそうですよ。

 イヤイヤ、僕補助魔法はレベル4ですから。

 それとスキル全部を付与することはできない。なにかと制限は多いんだ。


 結局残った、マールさん、ターニャさん、ディニーさん。ヒーナ先生にレイベさんとカフナさんの全員に補助魔法を掛けてしまった。

 最初は恥ずかしかったけど、しばらくしたら、作業となってしまった。

 ミリア姉とロビンちゃんに至っては二回目を要望され、掛けた。

 ちなみにミクちゃんは自前のスキルがあるから対象外だ。


 補助の効果は三〇分から一時間程度だった。

 ちなみにレベル4の生体スキル補助を一回行うと、補助魔法本体で魔法量を“4”、スキルの転写用に魔力眼のレベル2を仮に発動させるために“4”ほどかかる。計“8”だ。

 全部で十回だから総計“80”程魔法量を使用したことになる。

 補助魔法や付与魔法の使用魔法量は大体似たようなもので、レベル×2が標準だ。重ね掛けをするとそれは二倍、三倍と増えていく。


 平気な顔をして掛けまくっていたら「魔法力大丈夫?」と最初は心配されたが、最後にはあきれられてしまった。


「セージ君だけど魔法量が最低でも“100”あるわね」

 ぼそりと呟いたターニャさんに、ディニーさんの顎がガクンと落ちて、あわや外れるんじゃないかと思ってしまったほどだ。

 マンガの効果音で“ガーーン”って盛大に書かれている幻視が見えた気がした。


 ミクちゃんと稽古をしたら、強くなっていてびっくりした。

 この前の体に振り回されてる感が無くなって、思考と体の動きが一致していた。やっぱりそうなると一気に強くなるよね。

 この際だからと、レイベさんとの稽古も行った。

「セージちゃん、すごーい」

 パチパチと手を叩いてはしゃぐミクの側で、やはり、以下同分……。


 帰宅時に、マールさんからはミスリル硬鋼のショートスピアをもらってしまった。

 小太刀の銀蒼輝もミスリル硬鋼だが、鋼材の配合が多く黒みががった銀だ。

 銀蒼輝ほど輝かないし、蒼い輝きも無い。

 ミスリル硬鋼には最上級(EX)、上級(H)、中級(M)、下級(L)のランクがあって、銀蒼輝はミスリル硬鋼EX。

 もらったショートスピアはミスリル硬鋼Mで、一般市販品の最高級品扱いになるものだそうだ。

 ミスリル鋼硬EXやミスリル鋼硬Hは、一般市販品には無く、全て特注品だそうだ。


 重さはあるけど、魔法力の流れがいいのは当然のことだ。

 ミクちゃんへのショートスピアのプレゼントのお礼も兼ねている気がする。それともミクちゃんのレベルアップのお礼も兼ねてか。

 さすがに補助魔法のお礼までは入っていないよね?


「どうもありがとうございます」

 ありがたくもらっちゃった。

 黒銀槍(こくぎんそう)と命名したのは、心の中だけの話だ。


 夜自室で、ニへラとしまりのない不気味な笑顔で付与した。


 ちなみに帰宅してミリア姉が魔力眼の補助魔法ことを盛大に宣伝してくれたもんだから、ブルン兄とオルジ兄、そして再度ミリア姉にも補助魔法を掛けることになってしまった。

 まあ、おかげで補助魔法が“4”から“5”になってうれしかったけど。


 あと、効果があり過ぎるのでミクちゃんへの過度の同調しての魔法干渉はやめることにした。

 強くなったし、魔法力の流れもスムーズになったからいいよね。

 ちなみに、ミリア姉にブルン兄とオルジ兄への魔法補助では、それほど同調はしていないし、干渉もしていない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 話は面白い。 と、思う。 少なくとも家族にステータスが開示される前まではテンポもよく面白かった。 魔獣討伐が始まってからはなぜ成長しなくてはならないのかの動機付けが薄弱なままに、ひたすら狩…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ