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次元災害で異世界へ  作者: 真草康
オケアノス祭編
27/181

26. オルジスタとミリアーナ


「オルジ兄さん、セージの事信じられますか?」

「ミリアだってあの複合魔法を見たろ」

 ミリアが不満そうに呟く。

 オルジも言葉とは裏腹に、納得がいかなそうだ。

「それはまあ、一緒に見たじゃないですか」

「見たよな…」

 オルジとミリアは、どうも無限ループの様相に陥っている。

 似たような会話がかれこれ四、五回目だ。


 パパが会社の仕事や議員の仕事の整理がつくのに少々かかると連絡が入ったので、少しでも訓練しようと、マルナ先生にお願いしていつもの練習部屋――空き部屋を訓練用部屋にしている――に来ていた。

「さあ、無駄話はそのくらいにして集中しましょう」

 マルナ先生が注意をするのも四、五回目だ。


「オルジ君は、最初に決めた通り、火魔法のレベル2のビッグファイアーに魔法を過剰に込めて発動できるように繰り返しましょう。

 ミリアさんは風魔法のウインドを安定して撃てるように」


「<ビッグファイアー>」

 オルジの魔法力を込めた言葉に魔法回路と魔法陣が反応し、大きな火球が生まれる。が、どこか頼りなく見える火球だ。


「<ウインド>」

 ミリアの声に従って風が発生する。が、こちらも威力が弱い。


「うまく発動してますよ。頑張りましょう」

 マルナ先生の優しい声が飛ぶ。


  ◇ ◇ ◇


 オーリン魔法学校の最上級生で五年のオルジのスキルは、

----------------------------------------------------

【オルジスタ・ノルンバック】

 種族:人族

 性別:男

 年齢:10   (※今年11才)


【基礎能力】

 総合:13

 体力:16

 魔法:23


【魔法スキル】

 魔法核:1 魔法回路:2

 生活魔法:1 火魔法:1 水魔法:1 土魔法:0


【体技スキル】

 剣技:1 片手剣:1 水泳:2

----------------------------------------------------


 上級魔法学校に入学資格は魔法核と魔法回路がともに“2”で、しかも二つ以上の属性を持って、どれかのレベル2の魔法をそれなりに使いこなさなければいけない。


 オルジは魔法核を“1”から“2”へ、火魔法か水魔法のどちらかを1から2にする必要がある。

 幸い魔法回路が“2”なのでレベル2の火魔法と水魔法の魔法陣を使用するのに、魔法力を込めれば何とか発動できる。

 目標を火魔法に定め“ビッグファイアー”を使いこなせるようになれば、必然的に魔法核が“2”になるだろうと訓練中だ。


 試験では個人情報の魔法スキル確認と、実技の魔法は得意属性のレベル2と他の属性魔法をスムーズに発動することだ。一般教科に魔法教科の試験もある。

 魔法教科の試験では個人情報の確認も行われるが、個人情報を見せたくなければ、


 ―― 三種類の属性魔法でレベル2の魔法をスムーズに放つ。

 ―― 属性の違うレベル3とレベル2の魔法を使う。


 それだけ使えれば年齢的な増加もあって魔法の最大保持量も“30”に到達しているからだ。

 三種類の属性でレベル3の魔法をスムーズに放つと特待生となる。


 魔法量も“23”と、入学平均の“30”にはもう少し、いや、かなり頑張らないといけない。

 本人は最低ラインの“27”と目標を定めているが、マルナ先生はそれでもきついのではないかと、補欠レベルの最低ライン。“26”でなんとか合格と定めて指導中だ。


 バルハライドでは一か月がニ四日で、一年が一六か月となる。

 大きな月(ルーナ)による太陰暦のバルハライドでは、四か月程度に一度小の月となって、一か月が二三日となる。

 一一年か一二年に一度小の年、一年が一五か月の年がある。小の年は八年後だ。


 今日は七月六日の黒曜日。

 マリオン上級魔法学校の入学式が一月で、試験は一三月の下旬だから、あと六か月程度しかない。


 魔法保有量を増やすには魔法を使うしかない。使えば使うほど魔法の最大保有量が増加していくが、増加は遅々としか進まない。

 そして問題なのが、魔法残量が極端に減少すると疲れ果て、体調不良を発生する。

 枯渇すると気絶や、体調不良で何日も寝込んでしまう。

 子供には、マルナ先生のように指導者についてもらって、魔法残量の限界を見極めながら行っていく。

 その分余計に日数がかかるのは否めないことだ。


 ヒーナ先生曰く、普通は頑張って二か月に“1”、他にもやることがあるので普通は三か月に“1”が常識らしい。

 普通の魔法保有量アップはこのようなものだが、オルジは遅い方で、無理をさせ気味になってしまっている。


 リバイブウォーターを使用することも考えられるが、疲労感は軽減するが、体調不良と気持ち悪さはほとんど軽減されない。そして、魔法力の残りが“5”程度で直ぐに回復すると、体が魔法力の枯渇を認識せず、魔力量の増加効果が薄れてしまって成長が遅くなってしまうという弊害がある。

 魔法力を増やそうとしたときには自然回復が一般的だ。


 お昼寝をしていたセージのように、日中に魔法力が完全に“0”になるような真似は、できるものではない。

 そんなことでもすれば、体も反応するのだが。


  ◇ ◇ ◇


 オーリン魔法学校の二年のミリアのスキルは以下の通りだ。

----------------------------------------------------

【ミリアーナ・ノルンバック】

 種族:人族

 性別:女

 年齢:7    (※今年8才)


【基礎能力】

 総合:10

 体力:11

 魔法:18


【魔法スキル】

 魔法核:2 魔法回路:1

 生活魔法:1 水魔法:1 風魔法:1 土魔法:0 補助魔法:0


【体技スキル】

 水泳:1


【成長スキル】

 基礎能力経験値1.1倍 スキル経験値1.21倍

----------------------------------------------------


 ミリアは水と風魔法の複合魔法を目指しているが、現在は魔法回路を“2”にしようと頑張っているところだ。

 そのために水や風魔法の発動速度とコントロールアップを目指している。

 数日前に補助魔法が芽生えて、ママとパパに報告することを夢見て、有頂天でみんなを出迎えた。

 セージが魔法で大活躍したってぇー、ふん、そんなもの。

 セージの魔法より上の魔法を見せてやろうと目論んだのだが、勝手に自爆してしまった。

 ミリアにとっては噴飯ものだ。


  ◇ ◇ ◇


 マルナ先生も混乱していた。

 五才の子供が威力が弱いとはいえ複合魔法を、それこそ自分にもできないレベルで完ぺきにコントロールしていた。

 それと話によると、見ただけの魔法を魔法陣無しで放つなんて……。

 ヒーナさんの推察を聞きいたけど……どう考えても信じられない。

 五才といえば、下手をすれば魔法の目覚めに魔法酔いを起こして、体調不良を起こす子供もいるほどだ。

 中には無自覚に魔法力を垂れ流して体調不良に寝込む子供もいる。


 本当にそうだと…、いいえ、確かに威力が弱いとはいえ、複合魔法を放つのを見たし……。

 魔法力の流れもオルジやミリアなどのぎこちなさもなく、綺麗に流れていた。

 どうも納得がいっていなかった。


 ブンブンブン。

 頭を振って、集中、集中。


「<ウォーター>……<ウインド>……ヤーーッ」


 あらあら。

「ミリアさん、無理はしないで、一つづつ、一つづつです」

 セージ君の真似をしてみたかったのはわかりますが…。

 水球は飛ばないし、挙句に水球が床に落ちて、バシャリと飛び散って足元がビショビショです。


 普通で考えればオーラン市にある初等教育の魔法学校は、単独魔法を鍛えて属性魔法を伸ばすことを主とする。

 その上で、魔法の才能のある生徒で五年生で複合魔法を放てる程度だ。

 マルナにしても成長スキルのあるミリアなら三年生で複合魔法を習得できるのではないかと期待していたのだが。


 ノルンバック家では、幼少の頃より魔法に触れていると魔法属性を得やすくなるという最近の報告書によって英才教育してきた結果のミリアだったが、セージはそれをはるかに凌駕していた。


 負けず嫌いで気の強いミリアさんも、そうとうへこんでいますね。と、慰めの言葉も出てこなかった。


「着替えてらっしゃい。いえ、もうあまり時間がありませんね。

 ここまでにいたしましょう」


  ◇ ◇ ◇


「ねえ、オルジ兄さん」

「何?」

 自室に戻る途中でミリアがオルジに話しかけた。

「セージっておかしいよね」

「おかしいとは思わないけど、ミリアが何を言いたいかはわかるよ」


「ううん、絶対に変!」

 ミリアは、ブンブンと激しく首を振る。


「そういってもなー」


「問い詰めてみましょうよ」

「えっ、ママから注意されたでしょう」

「いいえ、張り合うなとは言われましたけど、問い質すなとは言われていません」

「そうだけどー」

 オルジにすれば、それが張り合ってるんだけど、だったが、ミリアの顔を見ると言い出せない。

「セージの部屋に行ってみましょう」

「着替えはどうするの」

「<ホットブリーズ>、これでいいでしょう」

 運動するわけでもなかったので、普段着のままだ。

 貴族を招いてのディナーでもあるまいし、このまま夕食の席についっても問題はない。

 まあ、足もとは乾ききっていないから、チョット冷たいけど我慢するしかない。


「セージ、入るわよ」

 トントンとノックしたミリアは、答えも待たずに扉を開けて部屋に入る。


 セージは届いたばかりの本棚――マジカルフォンで入港前にパパが頼んでいた――に、六六冊の本を並べていた。一冊はママから買ってもらった“魔法の指輪の物語”だ。

 本はB5程度のサイズから、A4サイズを超して、B4サイズほどの本と様々だ。

 ちなみにヒーナ先生に読んでもらていた、絵本はどうしようかとテーブルの上に積んである。


「これが頂いた本なのね。こんなにいっぱい」

「うん」

「これ全部読んだの?」

「ううん。読んだのは魔法の本と、あとはチョットだけ」

「魔法の本って?」

「ここからここまでの一七冊」

 マジカルボルテックスの三冊は魔法の本じゃないよね。

「チョットだけいい」

「ミリア!」

「部屋から持ち出さなければいいじゃない」

「ミリア…」

 あっけらかんとするミリアに対して、オルジは頭を抱えてしまう。

「うん、いいよ」

 対してセージは特に気にすることも無い。


 ミリアが大きな本を取り出して開くと、オルジがそれを横から覗き込む。


 ミリアが取り出したのは新たにもらった一〇冊のうちの一冊で“魔法陣総覧Ⅱ”だ。

 土と風の魔法陣が載っていて、魔法陣の解説が書かれたものだ。

 ちなみに魔法陣総覧Ⅰが火と水、Ⅲが光と闇、Ⅳがその他の魔法陣を抜粋して説明されている。そしてⅤに複合魔法が載っている。

 総覧といっても、一般に知れ渡っている魔法陣が載っていて、セージにすれば他の魔法書で見て、設計図をコピーした魔法陣ばかりだったが、魔法文字や図式の説明が詳しくてのめり込むように読んでしまった本だ。

 それでも闇魔法陣はほんの一握りしか載ってなかった。


「オルジ兄さん、これなんて読むの」

「“洞察”だな、物事の本質を見るってことだな」

「これは?」

「“論外”、わざわざ議論するまでもない、つまらないことだな」

「これは?」

「うーん。なんとなく…。ううん。わからない」


 多くの国で使用されるバルハ語とバルハ文字は、セージたちの住む自由共和国マリオンでも使われている。

 表意文字と表音文字の組み合わせは日本語に似ていなくもないが、文字を知らないと読めないという欠点があるのも日本語と同じだ。

 文字はカタカナに似た表音文字と、漢字の元になった金文に似た表意文字で、意味を組み合わせた熟語がほとんどだ。


「ねえセージ。本当にこれを読んだの?」

「…うん」

 どうも返事をためらってしまう。

「じゃあ、これは何て読むの」

「“拙速(せっそく)”、つたないという字と、早いという字を組み合わせて、下手でもいいから出来るだけ早くってことだよ」

「じゃあ、これは」

「“造詣(ぞうけい)”、知識や理解が深いこと」


 ミリアがペラペラとページをめくっていくと、にやりと笑った。

「オルジ兄さんも手伝って」

 といって、何やらごそごそとやりだして、

「この魔法陣は何?」

「土の魔法陣で、レベルは3、クロッドモデリングだね。土を思った形に成型する魔法」

「な、なんでわかるのよ」

「込み入った魔法陣から大体の魔法陣のサイズとレベルがわかる。

 魔法陣に中には、土の魔素を操る魔法文字、立体成型と変形の魔法文字、固化と安定の魔法文字、それらを補佐する魔法図形でわかるよ」


 ミリアが隠していた文字から手を離すと、オルジも離す。

 魔法名や属性は合っているが、まじまじと読んでもセージが言った内容は書かれていない。

「魔法文字や魔法図形も知ってるの?」

「…うん、全部じゃないけど、本に載っているものなら大体わかる」

「学校でもそんなこと習ってない!」


「そう言われても…」

 日本だったらミリアが小学校の三年生、オルジが六年生だ。きっと、そんな専門的なことを習うはずがないよね。


「ミリア、ブルン兄さんが魔法文字を勉強するようになって魔法陣の理解力が上がったって言ってたから、きっと習うのは高等魔法学校に入ってからだよ」

「じゃあ、何でセージが知ってるのよ」

「そりゃあ、本を読んだ……」

「そんなことを聞いてるんじゃない!」

「え、じゃあ、なにを……」

「おかしいでしょう。シュナイゲール伯父様に会いに出かけたのが、ほんの一か月前でしょう。

 それが、それが、あのー」

「あー、そういうこと。

 どうやったら、短時間でこんなことまで覚えられるかってことか」

「ええ、それと、できれば……」


「そうだよね。セージは本当にスキルで本を読んで覚えたのかな」

「多分そうだけど、あっ、ヒーナ先生から何度も魔法のことを教えてもらったり、ママと一緒に魔法を使ったりしたかな」

「それって普通の魔法の勉強だよね」

「普通なのかな?」

「何かあったの?」

「うん。というか、お勉強をする教科書が…」

「教科書がどうしたのよ! ウジウジと、はっきり言いなさいよ!」

「ちょっとミリア。セージにも言いにくいことだってあるんだから。

 それでその話は聞いてもいいのかい」

「うん、でも参考にならないと思うけど。

 だって、最初に使った教科書が、ヴェネチアン高等魔法学院初等科教科書だから」


「え、ええ、そうなの」

 驚くブルンに、ミリアはキョトンとしている。

「ああ、ミリアは知らないか、マリオンでは上級魔法学校というけど、ヴェネチアンでは高等魔法学院っていうんだよ」

「そ、そうなんだ……」

 今度はミリアが驚愕しながらセージを見る。


「ねえ、セージって、ヒーナから、ああ、今はヒーナ先生か。

 そのヒーナ先生から本を読んでもらってたけど、何か特別な勉強方法とか、文字を特別に教えてもらってたりしたのかな?」

「多分、なかったと思う」

「他には変わったことはなかったの。

 それともその学習スキルって突然使えるようになったの」


 女神様スキル、周囲に赤いプレートが飛び回るわけもない。

 海に落ちてって……ダメだよな。効果ゼロだし。

「えー……」


 コンコンとノックがあって、メイドが入ってきた。

「ブルン様とミリア様もこちらにいらっしゃいましたか。

 旦那様が戻られたので、お夕食になりますので、食堂にお越しください」


 セージは救われた気がして、食堂に向かった。


  ◇ ◇ ◇


 夕食後、ミリア姉に何かと付きまとわれ、

「スキルはどうやったら覚えられるの」「何のスキルなの」「本当に何をやったのよ」

 言葉は変われど内容は変わらずだ。

 それも丁寧に言われればまだしも、上から目線だから始末に負えない。

 だから逃げ回っている。


「なんで逃げるのよ」「教えなさいよ」

 ミリアの要求がだんだん不満へとなってきて、更に逃げた。めんどくさいし。


 睡眠前、個人情報(偽)の調整だ。

 いつもの日課だが、ミリアとの追いかけっこが以外と体力を使っていて驚いた。


----------------------------------------------------

【セージスタ・ノルンバック】

【基礎能力】

 総合:10

 体力:7/10

 魔法:21/23


【魔法スキル】

 魔法核:3 魔法回路:3

 生活魔法:1 火魔法:2 水魔法:1 土魔法:0 風魔法:3 光魔法:0 闇魔法:2 時空魔法:1 身体魔法:0 錬金魔法:0 付与魔法:0 補助魔法:0


【特殊スキル】

 鑑定:0 看破:1 魔力眼:0 情報操作:1 記憶強化:2 速読:2


【耐性スキル】

 風魔法:1


【成長スキル】

 基礎能力経験値2.14倍 スキル経験値2.14倍

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----------------------------------------------------

【セージスタ・ノルンバック】(偽)

【基礎能力】

 総合:8

 体力:8

 魔法:14


【魔法スキル】

 魔法核:1 魔法回路:1

 生活魔法:1 火魔法:0 水魔法:0 風魔法:1 光魔法:0 闇魔法:0


【特殊スキル】

 鑑定:0 看破:0 記憶強化:0

----------------------------------------------------


 重い小太刀の銀蒼輝(ぎんそうき)を振るのも習慣になりつつある。

 体を鍛えるというより、魔法力を流しながら小太刀に慣れるのが目的だ。

 ふらつくのは相変わらずだが、身体魔法の練習を始めたので、ちょうどいい。

 習慣になっている魔法陣作成は、リバイブウォーターを飲みながらだ。

 最後に魔法を使い切って就寝だ。


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