177. レベルアップ補助と浮遊島イーリス
八月二四日黒曜日の三時過ぎ。
改造の終わった特殊武装魔導車のお試しに来た。
デビルズ大陸の調査の一環だけど、予定よりかなり遅れている。
メンバーは僕・ミクちゃん・ルードちゃん・キフィアーナちゃん・リエッタさん・ラーダルットさんのパーティーメンバーの六人に、ミリア姉とロビンちゃんの加わった八人だ。
粘着液の張られた落とし穴にとらわれた岩石トカゲを、足回りが滑らかになって走行性のよくなったケラウノスが回り込む。
<ハイパー粘着弾><ハイパー粘着弾><ハイパー粘着弾>
僕が更に動きを止める。
ルードちゃんとキフィアーナちゃんが二連装の魔導ネット砲を撃ち込む。
滑らかに広がって岩トカゲを包み込む。
<ハイパー粘着弾><ハイパー粘着弾><ハイパー粘着弾>
これでがんじがらめだ。
ダメージを与えていないとはいえ、攻撃を仕掛ける人数は減らした方がいい。
「ヤリーッ!」
足高のブッシュをなぎ倒しながら満面の笑みで突貫する。
<マジッククラッシャー>
トリプルスフィアで防御してるとはいえ、不用意に突っ込みすぎだろう。
思わず岩の散弾を対抗魔法で粉砕してしまった。
ミリア姉がショートスピアに魔法力を込めて、気合とともに岩石トカゲを突き刺し<ハイパーボルテックス>で止めを刺した。
槍や剣で止めを刺すのは経験値の取得が敵に接近していた方が効率よく経験値を得られるからだ。
魔法や弓矢などの遠隔から攻撃では経験値が減ってしまうっていうバルハライド仕様によるものだ。
「シスコン」
「甘やかしすぎ」
「セージ、わたしと扱いが違う」
「い、いや、そんなことじゃないから」
なぜ責められる。
最新の光り魔法を取り入れた攻撃魔法の魔法陣が定着してないんだから仕方ないじゃないか。
ミリア姉とロビンちゃんが二匹ずつ、強い魔獣はミクちゃんとルードちゃんが倒した。
最後にエルガさんにも倒してもらってお試しが終わった。
「ケラウノスの足回りも良いし、魔導ネットも広がるのが早くなったね」
「当たり前でしょう。誰が手を掛けたと思ってるのよ」
「エルガさんです」
エヘン、と偉そうに胸を張るエルガさんに……。
イテッ。
「何デレッっと見とれてるの」
ミクちゃんにつねられた。
「浮遊島が随分と多くなったわね」
キフィアーナちゃんが何気なく呟いた。
ファントムスフォーの魔獣暴走の発生後にいくつかの浮遊島がグラナダ街に近づいてきたのだがそれがいよいよ間近になったのだ。
そして集まってきたのは全て普通のというかまがまがしい波動を放つ浮遊島はない。……と思う。
まあ、間近といっても近い方だと数キロから、遠い方だと三〇キロ以上離れている。
そのうちの一つは懐かしいというか、オーラン湾に着水した思い出深いイーリスだ。
◇ ◇ ◇
九月一日赤曜日、朝から土砂降りに雷とひどい天気だ。
それが昼には止んだ。
狩った素材のほとんどを補給船に乗せ、エルガさんをも乗せたその補給船を見送った。
「「行くぞー!」」
ミリア姉とロビンちゃんのやる気満々の掛け声に、それじゃあ行きましょうか、とみんなが冷静に答える。
「早く、テレポートしなさいよ」
ミリア姉とロビンちゃんはどこか不満そうだ。
<テレポート>を仮的に発動させながら『マップ』『浮遊眼』『心眼』を発動させて飛び先の安全確認を行う。
そして本格的にな<テレポート>で飛ぶ。
ポインティングディバイスを設置――この方が『浮遊眼』『心眼』の確認範囲が広い――して<テレポート>で戻って全員を<ホワイトホール>で運べば移動完了だ。
ちなみにミクちゃんのポインティングディバイスを設置して飛んでもらったり、ミクちゃんが同じことをしたりと、あまり変化はないけどそんなこともしている。
そこからは本格的なレベルアップだ。
強い魔獣を見つけては適任者に攻撃は任せて、あとはケラウノスと魔導ネットなどでフォローだ。
狩って魔獣がいなくなればケラウノスで移動するか、<テレポート>で移動するかだ。
ミリア姉とロビンちゃんのことを考え高レベル魔獣との遭遇はできるだけ回避して強さ“120”~“140”程度をできるだけ探し狩りを行った。
そんなこんなで無事狩り&レベルアップを終えミョードルナ村ではなく、グラナダ街に帰還する。
まあ、レベルアップをするのは明朝だけどね。
グラナダ街戻ったのは、主にウバンダ君にエレノーラちゃん、ゼーラちゃんにホロウィーダちゃんから相談を受けていたんだけど、ケラウノスなどの改良に待っててもらったのが今日になったんだ。
「手で投げた時のワイヤーネットを上手く広げる魔法ってないかな」
「僕はハイスピードフローコントロールとカタパルトをメインに組み合わせ、スピンで広がるようにした個人魔法の“投網”を作ってはいるけど……」
作ったは最近で七沢滝ダンジョンでネオホープの四人を支援した時に使用した魔法だ。
個人魔法で三種類の魔法陣の掛け合わせだから、まず間違いなくみんなには使用不可のだ。
「多分みんなにはレベルが高いから個人魔法を作るのならフローコントロールとカタパルトをメインに組み合わせたものか、余裕があればスピンを組み込むといいと思うよ」
「身体強化が気分的に一拍遅れるんだけどそれを早めたいんだけど」
「普段から体内の魔法力を活性化させる練習をするといいよ」
「魔法の発動を早くするのは?」
「それも体内の魔法力の活性化でね」
「あのー、テレポートを遠くに飛ぶ時にはどうするんですか」
「それわたしも」「ああ、僕も」
「わたしもそれ訊きたかった」
僕が悩んだことはみんなも悩んでいるようだ。
「えー……」
「教えたくない」「内緒なんですか」
「いや…」
僕が返答をためらったのはショックを受けないかってことだ。
「スキルが必要なんだよ…」
それから<テレポート>の初動に『浮遊眼』を発動させて飛び先の映像を捉え、見えたものを『看破』『鑑定』で危険を察知することを伝える。
「浮遊眼って何?」
「それよりそのスキルってどうやったら取れるんだ」
「ミクちゃんも持ってるの」
「持ってるよ」
「それでどうやったら取れるんだよ」
「いいか、ここではやるなよな」
「ああ、わかった」
「安全な場所を確保して、その遠くの場所を強烈に意識しながら何度も何度も飛び続けたら取得できたんだ」
「ミクちゃんも?」
「…ええ、まあそんなところ」
誰かを連れていったとしても会えるかどうかわからないんだから、お告げを受けた時に女神様からもらったとは、さすがに言えないよな。
「えーと、何かあるの」
逡巡するミクちゃんを不審に思ったのか問いかけられてしまう。
「えーと、僕も何とか遠くに飛ぶ安全な方法がないかと思いながら無理して遠くに飛んでたことがあって、魔獣に遭遇して怪我を受けたことがあるんだよ」
察してよ、の雰囲気を出しながら答えた。
「そ、そうなんだ」
「うん、だから取得するまで危険と隣り合わせだからね」
◇ ◇ ◇
九月二日青曜日。
僕たちの六人のパーティーの他に、ミリア姉とロビンちゃん、それにウバンダ君にエレノーラちゃん、ゼーラちゃんにホロウィーダちゃんの加わった一二人だ。
その他にも頼まれたけど四人が限界だ。
レベルップをするのなら転生者をって思ってしまうのは僕だけじゃなく、ミクちゃんもそう思うみたいだ。
それにある程度の性格も理解をしているし、それなりに信頼できる人だと思っているってのもあってだ。
午前中、僕とミクちゃん、それにルードちゃん以外は、ザコ魔獣を別にして全員狩りを行った。
中には二匹狩った人もいる。
それほど魔獣が多いってことだ。
「イーリスをこんなに近くで見るのは久しぶりだね」
「あの時はお世話になりました」
「いいえどういたしまして」
大きい球の直径が四ニ〇メル程度、小さい球の直径が二五〇メル程度、全長六〇〇メル程度の少々扁平なひょうたん型だ。
二両のケラウノスに挟まれた場所で三時過ぎに休憩を取りながら、僕とミクちゃんは空を見上げながら少しの間思い出に浸る。
休憩中に暗くなったと思ったらイーリスの陰で、現在はほぼ真上だ。
四時近くに休憩後の狩りが始まる直前大きなグラグラッと地震が発生した。
「大きいぞ、気を付けろ!」
ラーダルットさんが注意喚起に叫ぶ。
長くて大きな地震だ。
震度は五程度か。
思わず地べたにはいつくばっていた。
そして瞬時に<身体強化><ハイパースフィア>『加速』『並列思考』…と防御を固める。
みんなも得意な魔法で防御を固めたようだから問題はなさそうだ。
数十秒間か? 長い地震が止まったのか? なんとなくまだ揺れている気がする…。
「みんな、上ー!」
思わず叫んでいた。
イーリスが僕たちめがけて落下してきた。
最大『加速』でケラウノス二両をアイテムボックスに放り込む。
「僕に触って」
そして全員が僕に触れたのを確認すると<テレポート>と飛んだ。
『浮遊眼』を使って遠くに飛ぶユトリ程度はあったけど、目視による安全と思われる場所に飛んだ。
みんなも直ぐに上を向いて場所の確認を行うと、安堵の表情を浮かべる。
「<フライ>…チョット見てくる」
僕はここぞと思って、中空に浮いてみんなに告げる。
「危ない」「待ちなさいよ」
引き留められたけど耳に入らない。
実際問題として今だ準備不足だけど、機会があれば浮遊島に上陸したいと思っていたところだ。
無計画だけどそこはそれで行けるのならば行ってみたい。
「「「…「<フライ>」…」」」
「待てよ」「付いていくから」と仕方ないさそうに全員が後ろに付いてくる。
後部の大きな球がズズズーン、という轟音とともにイーリスが地面に接地というか着地した。
そしてひょうたん型の前部の小さな球もズズーンとの轟音とともに着地した。
周囲を取り巻く薄っすらとした薄紫色の発光現象をまとうイーリスの周辺はメチャクチャ負の魔素と魔法力が濃い。
魔法力が相当高くなければ魔法酔いを起こすレベルだ。
薄紫色の発光現象に触れるとピリピリとした静電気のような感触に思わずひるんでしまうが、今しかないと改めて体内魔法力を活性化させて正面を見据えてイーリスの後部の大きな球の上部を目指す。
思ったよりも上部は丸くなく、扁平な下部よりも更に扁平になっている。
イーリスも徐々に浮き上がり始めると、浮遊力が急激に戻ってくようだ。
体内の魔法力をさらい活性化させ、イーリスの浮遊力よりも早く上昇する。
まるで魔素と魔法力を周囲に振りまいているみたいだ。
体内を活性化させて薄紫色の発光現象を通り過ぎると……、えっ、と思ってしまった。
ある程度は想定通りなんだけど、薄紫色の発光現象の内部が広いんだ。
歪曲空間……、ダンジョンの中のように空間が歪んでいる。それがとてつもない空間を作り出しているとしか思えない。
そして負の魔素と魔法力だけじゃなく正の魔素や魔法力の濃度がメチャクチャ高い。そして変に活性化している。
おわっ……、魔法が安定しない。フライが不安定だ。
『白い力』とともにフライに魔法力を込め、そして体内魔法力を活性化させて、地上までの長い距離をユックリと降下してイーリスの地面に立つ。
近いと思っていた地面だが、かなりの距離を降りた気がする。
「セージちゃん」「セージ」
僕を呼びながらミクちゃんとルードちゃんがフラフラと舞い降りてくる。
二人の手を取って支えて着地させる。
一〇秒ほど遅れてキフィアーナちゃんが少々青い顔で大きくふらつきながら降下というか、落下してきた。
それを両手で受け止める。
「キフィアーナちゃん大丈夫?」
「ええ、何とかね」
言葉とは裏腹に、表情はかなり必死だった。
汗も噴出している。
「他の人たちは」
「気持ち悪くなって途中であきらめたみたい」
「ええー、置いてきちゃたんだ」
「しっかりしてるようで、こんなところは子供ね。まあ、気持ち話わからなくはないけど」
夢中になると周囲が見えなくなるのはたまにあるけど、本当に衝動的だった。
ミクちゃんはあきれているようだけど、理解もしてくれてるみたいだ。
イーリスの中というか歪曲空間は湿度の高いジャングルで、小さな虹に霧があちらこちらで発生している。
チョットきれいだ。
そしてレーダーには案の定、様々な反応がある。
これだけの魔素濃度、モンスタースタンピードを思い出していたところだ。
見る間にその反応が増えていく。
「みんな魔獣に気を付けて」
「かなりの数に取り囲まれてるよね」
「やばそう」
「変な感じはするけど……」
隠形のスキルが相当高いのか、ハッキリと認識できない。
いや、高濃度の負の魔素と魔法力の影響ってことも考えられるか。
僕はかなりの数の魔獣を捉えている。ミクちゃんとルードちゃんもそれなりに捉えている? 感じているみたいだけど、キフィアーナちゃんはかなり漠然とした雰囲気を感じているだけみたいだ。
逃げるか⁉ <テレポート>『浮遊眼』は……ダメみたいだ。
不用意にフライもダメだろう。
再度の戦闘態勢、<身体強化><ハイパースフィア>『加速』『並列思考』『白い力』……などを整える。
「…<ギガンティックビッグバン><ギガンティックビッグバン>
「……<ハイパービッグバン>」
「……<ハイパービッグバン>」
「…<ギガンティックビッグバン><ギガンティックビッグバン>」
「…………<ハイパービッグバン>」
四人で似通った魔法を放つ。…起動が遅い。キフィアーナちゃんはきつそうだ。
僕は白い力が“7”ということもあって、魔法を撃つときに白い力を込めると威力低下がかなり軽減される。
そういうこともあって威力的には僕>>ミクちゃん>ルードちゃん>キフィアーナちゃんといったところだ。
「…<ギガンティックビッグバン><ギガンティックビッグバン>
「……<ハイパービッグバン>」
「……<ハイパービッグバン>」
「…<ギガンティックビッグバン><ギガンティックビッグバン>
「……………<ハイパービッグバン>」
「脱出するぞ!」
脱出の魔法を充分に残して声を掛ける。
三人がうなずいて、
「「「<フライ>」」」
「……<フライ>」
飛び上がる。
息の荒いキフィアーナちゃんを僕が右手で支え、ミクちゃんとルードちゃんは僕の両肩につかまってもらう。
もちろん獣魔石などを回収する暇などない。
空間が歪んでいる所為でかなり高く飛ばないといけない……と思う。
「頑張れ、もう少しだ」
飛び始めて高度は一五〇メルで半分程度だ。
キフィアーナちゃんがかなりきつそうだ。
「ここダンジョンみたいなところよね」
「そうだな。来たかいはあったけど準備不足だね」
「また来るのよね」
「大災厄を終わらせる為にそうなるんじゃないか。
それより脱出だ! ……<ハイパービッグバン>」
飛び掛かってくる鳥魔獣に魔法を放つ。
フライに魔法マシマシで供給しながら三人の体内魔法力を活性化する。
『加速』と『並列思考』の全開マシマシに脳が発熱しているみたいだ。
攻撃を加えた所為だろうが魔獣が集まってくる。
「<ハイパービッグバン>」
「<ハイパービッグバン>」
ミクちゃんも砲撃を開始するが、ルードちゃんは疲労感が漂ってきている。
「キフィアーナちゃんとルードちゃんは飛ぶことに専念して」
「<ハイパービッグバン>」
「<ハイパービッグバン>」
「超えるぞ!」
薄紫色の発光現象の中に突入すると、ビリリと静電気のような不快感が走る。
そして魔法力が乱れる。
「魔法力を活性化させろ!」
薄紫色の発光帯を抜けると……上空五〇〇メルほどになっている。
そして強風が吹き荒れている。
魔素と魔法力の乱れも激しい。
<ハイパースフィア>を強化しながら「<メガスフィアシールド>」と全員を包む。
「降りるぞ!」
そう言いながらルルドキャンディーをアイテムボックスから取り出して三つ口に放り込む。
みんなにもルルドキャンディーを二つずつ配る。
レーダーで見たところ他のみんなが見つから……、あー、居た。
思っていたよりイーリスが移動していたみたいだ。
三人にまずは真下を指さす。
風の緩い、魔素や魔法力が安定した空間に抜けることが優先だ。
周囲を警戒しながら素早く降下する。……が、強風、それもあちらこちらと舞っていて、随分と流された。
◇ ◇ ◇
「勝手な行動をするな」「周囲のことを考えてから行動しろ」
合流してから全員に盛大に怒られた。
残っリエッタさんとラーダルットさんに、他国の神の御子の四人も大変だった。
魔法力酔い状態の四人を介護しながら、エッタさんとラーダルットさんの二人でしばらくは身動きができず、しかもイーリスも移動するという状況に、ヤキモキしなていたそうだ。
四人が動けるようになったのはかなりの時間を要して、追いかけようとしたときに僕たちが戻ってきた。
「浮遊島は神様の言っていた移動する次元の裂け目、移動するダンジョンのことだよね」
お告げを受けた時には七沢滝ダンジョンが動き回るダンジョンだと思った。
まあ、ダンジョンとして安定してからは動いてはいないけどね。
「私もそうなんじゃないかと思ってたところ」
「セージとミクがお告げを受けたことよね。ウチもそう思うわ」
「それ以外に在りあえないじゃない」
「次回はきちんと準備してからだね」
「セージちゃん!」
「こりないわよね」
「わたしも、もう一度行くわよ」
元気になったキフィアーナちゃんも参戦してきた。
「キフィアーナちゃんもいいの! この話をするなら私たちだけで」
「そうそう。迷惑を掛けたばかりの人たちの前でする話じゃないよね」
「ああ、ごめん」
「別に構わない」
「そうね。私たちもいつかは行かないといけない場所だしね」
「遥か彼方ね」
「明日からも頑張ろう」
イーリスに乗り込んだ僕たち四人の意見は一致した。
疲労もあって完全な体調じゃないので、ミリア姉とロビンちゃんの狩りを中断してグラナダ街に帰還した。
そして浮遊島の空中ダンジョンの報告を行った。
「イーリスは邪の浮遊島じゃありませんでした。
中は複雑怪奇なダンジョンのようになっていって、見かけ以上に広く魔獣が相当数います。
レベルアップにはいいかもしれませんがそれ相応のレベルが無ければ立ち入ること自体が無理です。
総合が最低で“140”、できれば“150”は必要だと思います。
そして何も準備も無しに“邪の浮遊島”に挑戦すのは無謀なことです」