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12年目の恋物語  作者: 真矢すみれ
番外編2 規格外の恋物語
31/38

2.

 先輩の視線の先にいるのは、わたしの親友。

 優しくて穏やかで、人の悪口なんて言ったこともないような心のキレイな子。

 心がとびきりキレイな上に、抜けるように白い肌と大きな目、ふわふわと柔らかそうな長い髪、折れそうに細い身体と、抜群に可愛い容姿。

 身体が弱くて、誰かに守られていなくちゃ生きていけないように見えるのに、その心は真っ直ぐで、本当はきっととても強い。

 ……先輩が惹かれるのもよく分かる。

 わたしが男の子でも、きっと、あんな子を好きになる。



 初恋はいつだっただろう?

 初恋らしい初恋はなかった。

 あえて言うなら、初等部四年の時の担任の先生。

 体育が専門だと言って、爆転、爆宙を軽々とやって見せた。ダンクシュートをしてみせてくれた。

 メチャクチャ、カッコよかった。惚れたね。

 ……けど、きっと、あんなの憧れの延長線上にあるもの。


 だって、私以外のみんなも、先生に夢中だったもの。

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