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日常的
今でも、彼女を思ってる。
何年も時が過ぎたし、向こうがこちらの事など歯牙にも気にかけていないことなど、充分に理解している。
それでも好きで居続けている。
もう出会うことなんて二度とないのに。
忘れようとはしている。
新しい出会いもある。
しかし、眠りに付く度に彼女が夢に出る。
そして現実に戻り、また叶わぬ恋をさせる。
辛い、辛い、辛い、辛い。
忘れることすら許されぬ恋。
埋めるように違う事に没頭するも、
その溝が埋まらない。
いっそのこと、一思いに死ぬべきなのか。
そんなことしても、彼女が喜ぶわけでもない。
わかってはいる。
理解していても、刃物の様に現実を突き立てられれば、
死んでしまいたいと思ってしまう。
そんな考えを腐食するように眠りに付けば、
再び笑顔の彼女が現れる。
そしてまた朝がくる。
ヘドが出そうな程の清々しい朝。
気が狂いそうな程の色鮮やかな世界。
この呪いのような恋は、
俺を開放することはない。
これからも、
ずっと。




