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序章 迷子3

加護無し。

王国の記録によると加護を持たずに産まる人は極稀のようだ。

ただ、加護は失うことがあるようだ。

犯罪者、殺し等を行うと加護を失う。

とくに聖なるものに属する加護はそういった犯罪と相性が悪いらしく犯人探しにも使われる。

加護を持たずに産まれる人間。

それは黒の歌姫に魅入られたということらしい。

加護を持たぬ人間を歌姫は見ている。

それゆえに加護無しとはこの世界では忌むべきもので侮辱される存在のようだ。


(元の世界でも万引きもしたことねえよ。)

なんか犯罪者だとおもわれてないよね?


「おそらく召喚に巻き込まれたイレギュラーの為、女神の加護を受けずに来てしまったということでしょうか?

なにかまた神託が下るかもしれませんし。ひとまずは様子を見た方がいいのかもしれませんね。」


司祭さんグッジョブ!いきなり呼び出されて牢屋とか嫌だよ。


「こちらからの一方的なお願いなのですがどうかお力を貸していただけませんでしょうか?」


これは自分に聞いてないよな。たぶん、4人へだ。


「正直、戸惑っていますし、自分にできるのかは分からないのですが、自分に本当にその力があるなら何かしたいと思います。なあ、みんな?」

「ああ。」


継嗣が颯爽と返事し、有もそれに答える。



もうちょっと考えた方がいんじゃないかな?

実際どれだけの力があるか分からないし。

話の感じだと戦争だよ?

コントローラー握って操作するんじゃなくて自分が剣を振るって相手の息の根を止めるって分かってるのか?


「でも、つまり私達が戦うってことですよね?本当にできるのかな?それに魔法? ほんとに私達にも使えるの?」


女の子組は少し慎重だな。まあ、年頃の男の子からしたらまんまRPGの世界で勇者って崇められて力もあるって聞かされたら浮かれるよな。


「もちろん、戦いに必要なもの、訓練も含め、この国だけでなく人類一丸となって協力させていただきます。

それに当たりまして、現在、我が国には剣の勇者と魔道の勇者、救いの勇者である聖女様も滞在しておりますし、他にも優秀な指導者を揃えてあります。」


「ひとまず皆急なことで疲れておるだろう。今日は休み、明日にでも加護の確認も含め様子を見てみてはいかがか?」


国王陛下の提案もあり、ひとまず今日はお開きとなった。

これからどうなるんだろう。

というか、サラリと流されたけど結局定番の魔王を倒さないと帰れませんってことなの?

しかも、自分にはその戦いに参加する力がない。

これからどうすればいいんだ?

書いて投稿してみたは良いけど、これって1人でも読まれたのかな?と思っていたらブックマークしていただけました。ありがとうございます。書くモチベーションができました。ひとまず短い話を一日1、2話ずつ更新して行こうと思っています。お読みいただき本当にありがとうございます。

加護無しの設定について修正しました。

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