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登校

今日は始業式だ、気合も入る。

私はなんでも、「初めて」は大好きだ。

入学式や卒業式、初めて話す人にもそう、ワクワクしないことはない。始業式も例外じゃない。

「今日から新二年生、気合を入れて」

気合を入れるために両頬を叩こうとした瞬間。

「よ、今日も可愛いな」

後ろから頭に手を置かれ、男性経験の少ないコトハの顔を赤くするには効果的なセリフが飛んでくる。

「な、な、な……!」

犯人は1人しかいない。

生まれた時からの幼馴染であるトオルだ。

自称「頭も顔も性格もいい最強イケメン」のトオルは女を困らせることにかければ一目置かれる存在だ。

「冗談だ」

褒めて、突き落とす。これが奴の言う「好感度のコントロール」というやつだ。

「知ってるよばか!」

「そりゃあよかった……もしかして本気にしたか?」

挑発するように聞いてくるトオルの性格は間違いなくひん曲がっている。

「そんなわけないだろ!あんたの私の扱いくらい知ってるし!」

なぜか得意げなコトハ。

「動揺してるぞ」

「うっせえばか!」


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