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君に贈る28√e980  作者: Aのために。
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エピローグ *セバスニャンの戯れ*

初めまして。

Aのために。です。

まずこの小説を読み始めてくださりありがとうございます。

このエピローグだけでは何の話ししているんだこいつは、と思う方もいらっしゃると思います。

そう思った方はぜひ次の①も続けて読んでください(笑)

拙い文章ですがお気に召してもらえたら嬉しい限りでございまず。


初めまして。


黒猫支配人の「シェバスニャン」でございます。

以後お見知りおきを。


黒猫支配人は「人」ではない?


はは、愉快ですね。


ここは2次元の世界、通称「ルブダ」でございます。

ルブダでは猫が喋ろうと、魔法が使えようとなんでもありでございます。

ここでのタブーは「ありえない」。

信じる貴方にだけこの先を進む「チケット」をあげましょう。


今の時代、多くの方が[2次元]という言葉を日常生活でも用いたり、アニメの中のキャラや漫画の登場人物に心を躍らせ、幸せな毎日を過ごしている人もいますよね。


2次元って素敵ですよね?夢や希望、愛、友情、様々な非日常がそこに描かれていて、多くの人はその主人公やキャラクターに勇気をもらえる…。


しかし、2次元の世界はあくまで紙の上やテレビの中での出来事であります。


x軸とy軸上にある平面で笑ったり泣いたりしていて、z軸が加わった3次元に暮らしている私たちには触れることも交流することもできない。

ましてや会話をしたり、登場人物が作者と関係なく動いたり考えたりすることもない…はずです。


実在しないということを理解しているがために、多くの人は立体的に作られたフィギュアを買ってそのキャラクターをより近くに感じたり、同人誌を作りそのアニメの世界で自分の思い通りにキャラを動かしている。


しかし、それもあくまで"作者"の思い通りにしか動かない。


キャラクターは意思を持たない。


そう思ってますよね?


というかそれが普通ですよね?


私だって作者の意志によって今動き、喋っています。



しかし、今から貴方が読むこの物語は、まだ2次元と3次元の間にまだ隔たりがなかった時代。


物語の登場人物が作者から与えられた原稿を読んで動く一人の役者だった時代。



2次元が自分の役割とは別に行動し始めた瞬間、その"世界"はどうなってしまうのか?


ほら、気になるでしょう?


気にならない?


つれないですね。まるで猫みたいだ。



ここから先に進むのも引き返すのも貴方の自由。


さぁどうしますか?


私ですか?


私はここで次のお客様をお待ちします。



では…またお会いしましょう。


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