試合後の休憩
ルガシ達は休みつつ話す
「…まあなんと言うか先に居るって思われる奴等は酷い奴等が多いわね」
「能力だけを評価したら一騎当千はざらに居るしね」
「まあ強いって言っても例えば全能力耐性は耐性無視相手には無力だがな…例えば全耐性だからって耐性無視耐性が有るとかほざく奴は居るかも知れんけど…耐性無視耐性とか馬鹿にしてんのか有るわけ無いだろ耐性は無視されてんだからステータスで無視を無視出来るのは相手の無視の情報を力の情報量で上回ってた場合のみだ耐性とはそれは違う」
「能力を考えるとこうだったら強いだろって意味での思考停止系チートは簡単に産めるけど実際に強いチートは簡単には産めないから漫画とか小説とかの奴をパクるのは実際結構多いのよね」
「大抵の場合メタまで表示されてるから勝てなくて当然に成るのにな」
「例えば身体強化はスタンダードに強いけど結局は全体攻撃とかされたら避けれないのよね」
「まあ確かに超強化とかしたら普通の攻撃は普通に耐えられるけど例えばブラックホールに耐えられるんですかね?」
「威力が弱めの奴なら耐えれるんじゃ無いかな」
「威力が弱い奴なら能力に頼る迄もなく逃げれば問題ないわ」
「そりゃそうだけどそもそも普通の方法で脱出出来そうに無いから過重力の力を手に入れたんでしょ?」
「そう言えばそうだったな…単なる思考停止系にはこう言ってやれば良い…貴方はブラックホールを凌げますか?凌げないなら最強とか言ってんじゃねーよとな」
「過重力耐性ってなにそれって感じだし重力に耐性有ったらそもそも浮かぶんじゃ無いかしら」
「と言うと?」
「仮に重力の影響を受け流すなりで受けない様にするとするでしょ?」
「それで?」
「過重力下なら普通の重力程度は残るだろうけど耐性って言うならば常に無いと駄目でしょ?つまり重力の影響を減らすって意味なら常に重力の影響を通常より受けないから過重力が無い所では重力と遠心力が釣り合わなく成って星の遠心力で飛んでいくの」
「うわっ(笑)つまり重力耐性や重力を受け付け無いの常時発動型の奴は大抵の場合持ってないって事か…持ってたら死ねるしね(笑)全能力耐性(笑)つまりブラックホールは耐性が有ろうが大抵の場合効く訳だ」
「本当に全能力耐性(笑)よ…本当に有ったら死んじゃうわよ(笑)」
「そう言えば遠心力耐性は?」
「何かに掴まり続けるならともかく膨大な遠心力だけを受け続ける状態で耐性って意味あるの?星の回転力に対する耐性ってちょっとやそっとの耐性が有ったところで意味無いわよ…何故なら星の自転を利用した奴ならともかく停めた奴は居ないからね…まあ居たら星が終わってるけど」
「まあ速い話安直は良くないな」
「安直な奴はメタまで構築されてるのが殆どだからね…それに中二乙とか言う前にそれのメタ創ったらどう?って感じ…てめぇには勝ってるぞって中二の方は普通に言えるんだから…だって相手の提示する能力に勝つ能力を提示出来ないって事は敗けでしょう?」
「まあ提示された力が根本は少ない物しか使わず理論面で成立してる場合に限るがな…全部載せが能力として成立するはずはないしな…全知全能が自分の能力だ…とか言う奴は明日の出来事を予言してもらって外れさせりゃ良いんだ…全知全能なら外れるはずがないからな未来を知る能力だって有るだろうし」
「未来は不確定な物だから余り面白くは無いわね…後それじゃ一日は掛かるから思い付く限りの力を言って使って貰う方が良いんじゃ無いかしら」
「確かにそれで一つでもリクエストに答えられなかったら真の全知全能ではないな」
「実際にある程度の能力が使えるなら限定的な全知全能(笑)って奴は否定出来ないけどね」
「?と言うと?」
「この世界に有る全ての力は使えるがこの世界に無い力は使えないって奴ねその中に能力を創る能力とかが有れば普通に真の全知全能になろうと思えば成れるはずな奴も居るはずだけど…普通の人間には無理ね…今まで存在した全ての人の数だけ能力が有る世界だって有るかも知れないのに全部の能力を創るとしたらまず自分の頭一つの能力では無理ね…数が膨大過ぎて一つの能力を掴んで理解するのに0.1秒使ってたら全ての能力を掴み切る前に寿命で死ぬわよ不死身とかは普通成れないしね」
「真の全知全能って時間を超越してなきゃ無理なんだな…」
「まあ能力を持つだけなら可能よ?でも全知全能の能力を全知全能として使いこなすのは人としての時間を超越しなきゃ絶対無理…知識として理解する能力は有っても有りだけど経験は自力で掴むべき…経験を捏造するのは自滅する怖れが有るからお勧め出来ない…捏造された経験は只のシミュレート結果でしか無いのだからそれを自分が出来るかはまた別の話だからね…経験通りにやろうとしたら熟練度が足りませんでしたとか笑えない事態に成りたいなら停めないけど」
「全知全能とか成るまでが無理ゲーなんだな」
「昨今滅茶苦茶な数の能力が産まれてる訳よ…なのに真の全知全能を名乗れてる奴なんて居るはずが無いのよ」
「何処かには居るかも知れないぞ?」
「居たとしたら真の全知全能を名乗り続ける為に毎日新しい能力の習得の日々に追われてまともに干渉はしてこないわよ」
「なんで?」
「だって滅茶苦茶な数の世界と滅茶苦茶な数の能力が有るのよ?そして常に新しい能力を考えてる奴は全てを俯瞰すればある程度は居るはずよ?そう言う能力が産まれる度に能力を習得し続けなければ成らないんだから…まあ何々で産まれた能力は自分の能力に成る能力とかが有れば良い話だけど経験捏造は要はシミュレートの結果を頭に入れるんだからシミュレートの中で回数やったから出来る奴を実際の経験無しで出来る訳が無いし自滅する訳だから力を使って試すのをしてるとしたら…寝る暇は無いわね」
「…真の全知全能を名乗るのは超大変だな…」
「でも実際に使って試さなきゃ知ってる“だけ”なのと同じなのよね…全知全能だけど大抵の能力は使ったことは無いとか格好付かないでしょ…」
「確かにそれは残念臭がするな…って長々と話しちまったなこれはもう良いだろう…明日組み合わせ発表だが誰と当たるだろうか」
「どれと当たるのも厄介よ」
「だな」
「特に最初に話に出てた大抵の能力無視の奴と終止視界から消えてた奴には当たりたくないわね…攻略法が見えないわ…気配を探ればって話ではない気がするし」
「他の奴が戦ってる試合を見て考えるとするか」
「そうね…ああそうそう…情報量や魔力量等が多いから相手の攻撃を弾くって言うのは相手の攻撃に含まれるそれらを上回った場合にしか起きないしだから小手先の一手とかじゃ無い限りは同格相手には通じないわね…上回った分だけ操れるのか全部弾けるのかは量とかの場合に依るけど」
「まあつまり相手の一度に操る量の技量を此方が上回ればごり押し出来るって訳だ」
「放出されている力に別の力を与える力は…つまり誘導とか屈折とかはされる側が強くても大抵の場合は操られるわね…全部が10なら威力重視なら出力5制御5だろうけど制御だけをすれば良い方は出力2制御8って感じ?だから同格以上の相手には放出攻撃は制御を奪われる場合が殆どね…自分の身体とかは保有魔力とか保有情報量とかで問題ないだろうけど放出してる力には限界が有るわけだしその限界を相手の技量が越えてたら普通に操られるわね…あいつみたいに情報量が桁外れなら話は別だけど…だから実質防御の時にしかまともに弾けるのは無いだろうし放出した力は力の割り振り的な意味で制御される場合が発生するでしょうね」
「威力を出す為のバランス型は制御するって一点特化には抗えないって訳か」
「まあ出力を押さえて制御に自分達も振れば良いのだけど…焼け付き刃にも限界が有るわけだし情報量や魔力量でごり押し出来るならすべきね」
「同格以上の相手には無理なんじゃ無かったのか?」
「あいつみたいに出力重視の力を構築すれば良いのよ」
「まあそりゃそうなんだが…出来たら苦労はしないよな」
「やれるんだから努力しましょう」
「情報変換なら確かに出来る訳だが俺はその力持ってない訳だが」
「そう言えばそうね…じゃあ新しい魔術の構築でもしましょうか」
「そう言えば余り使ってなかったし…それも有りか」
そして新しい魔術の構築をするのにその日が過ぎて行った
…議論に成るとアーガスが自然と喋りまくる…