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チートラッシュトーナメント  作者: イリナ・イージラスト
7/9

敗者復活戦二

誰もが悟る

「全体攻撃じゃ埒が空かない」

「となれば」

「各個撃破有るのみ」


そして各々が動き出す

「さて軍勢を出すか」

「呪詛自律軍隊(今命名)の御披露目と行きますか」


「空間を分解しその狭間に入らせて貰う…そっから高みの見物だ」

「よし体を引き千切らせて貰おうか」


先程は力を出さなかった者達も動き出す

「我魔眼の前では何者も力を正確に使えはしない」

だが流れを無視する奴がいた

「…体内に物飛ばし…は力で満ちてて力が入り込む余地が無い奴には無理…テレポートの場外飛ばしは結界的に使えない…けどこれなら耐性は関係無い…飛べない奴ならこれで終了だ…本当はマグマの中に飛ばすとか出来るけど結界的に無理だしな…」

そしてそいつは空間干渉で防いだ奴を除いた全員を

相手をではなく居る座標を入れ換える事によって遥か上空へと飛ばす

…そして上空へと飛ばせた奴には力が効くって事なので最初の間欠泉で砕けた試合会場の石を対象が居る座標へと飛ばす

「まあつまりテレポートではなく座標交換って訳だが…(要は物体が現れる力より大きな力を体内に宿しとけば体内にいきなり物を飛ばしても弾かれるんだよな……全員には効かなかった以上この手札だけで戦うのは厳しいか…)…処理出来たのは分解野郎と空間干渉の限定的な奴だけか後の奴等は力が上手く働かないなりなんなりで防ぎやがったか…でも飛んだり空中に留まったり出来てない奴も居る…さてどうなるかな?」


そして試合会場上空にて


「テレポート系かよぉ…まあ大丈夫なんですけどね(重力圧を調整して落ちる重力と釣り合わせてっと)…滞空完了…そっちもやってっと」


「ありが…ってなんか来たわよ?」

「弾けたから問題ない問題ない」


「回りから目視出来ない様にしてたはずなのに…何故テレポートしたし…空間を弄って空中に足場代わりのクッションを創って…と…よしなんとか成っ…ぐはっ」

…しかしエグい物だ…とてつもなく高い場所に跳ばされたら普通なら滞空出来るなら一ヶ所に留まろうとするか徐々に降下しようとする…それの原因の敵の居ない高い場所で横向きに高速駆動なんてしてる暇が有ったら下に降りようとするだろう…つまり地上に居る時より良い的なのだ…

お互いの最初の落ちる場所は遠いのに降下しながら遠距離攻撃以外で戦うなんて普通なら無理だ

足場が有るなら話は変わってくる奴も居るには居るがそれも自力で創らなきゃ成らない…空中から落下しながら戦いを最初からの落下物等の足場が無い場所でしたいならば足場を的確に創りながら戦闘をしろって成る訳だが…普通なら無理だ…

出来る奴も居るらしいが到底真似出来ない


故にいきなり地面に到達した者を除けば大半がゆっくりな降下に成った


そのいきなり地面に到達した者は

「流石に本気だしとかなかあかんかな…ほな行くか(ワールドアイズ+距離無視での痛覚直接連撃)うぉーぉぉぉ…」

そして宙を殴って殴って殴りまくる

まあ速い話世界の何処でも障害を無視して自由に見れる…だけの能力と知覚出来る範囲なら間の距離を無視出来る力の合わせ技だ…そして各々の痛覚を見て其処を物理で殴りまくると中々にエグい方法だ

…要は気絶させれば勝ちの戦いに於いて痛覚に不可避な大ダメージを与える手段って物は酷すぎるであろう

距離無視な為に間に何かを挟む方法では対処不能

見る力を防いで当たり障りの無い場所に対する攻撃だけに限定させた上で防御力を上げるのが一番の対処法だ…この力の組み合わせの弱点はずば抜けた火力が無いこと…まあ銃等の武器を使えば良いだけだし相手に依っては体内に直接攻撃出来るんだから余り気にする事でもないが

「ただ避けるだけの回避も要は攻撃から距離を取る事で達成される…その場合その距離を潰す力が有れば必中って訳なんや…だから必中を能力にするわけではないがほぼ必中って訳なんや…まあ殴り始めとかに能力を発動させても威力が乗り切らないから威力がある程度乗った時に使うけどな…ってぐはっ…なんだこれは」

…要はルガシ達が仕組んだ呪詛が発動したのだ


「呪詛返しや呪詛返し…ってまだ来るしっ…ふざけんなやぁっ」

他の者にも呪詛は行っているが普通に呪詛返しをして凌いでいる…結果

そしてそのまま彼は六人の呪詛返しの分と二人分の呪詛に呪殺された

…八人の呪詛に依る攻撃なんて攻撃と見る能力以外特殊な力は無い奴には耐えきれまい


無傷のルガシ達がそれを上空から見る

「やっぱこれエグいわ」

「私のアイディアって最強ね」


ただ今のでかなり気絶者が出た

力を出さずに…又は出しても意味なしに沈む者も数人居たが

これで後は八人だ


「よぉ…ルガシ貴様も来たのか」


「悪いな直ぐに負けてよ」


「簡単に使える手札を温存しようと思っても出来ないレベルなんでな…仕方無いだろ」

「話はそれまでよ…今度は倒しますから」

「やってみろ」

「その前に他の奴が来るわよ?」


彼は其処でまたしても腕を前に突き出しながら回転し風圧と拳圧を飛ばしてくる

「避けた方が良いよな」

「そうね」

二人は反重力で飛び


「まあブラックホール安定」

「それが速いわ」

二人はブラックホールで防ぐ


残った二人へ行った風圧と拳圧は途中でそちら側に行く部分だけが霧散した

「我魔眼の前に正常に働く力など無い」

「成立等させはしないって奴ね」

「(我魔眼の一つの不成立の魔眼の前に正常に成立出来る力など有りはしない)」


「お前ら居たのか…間欠泉の時に飲み込まれてたからリタイアしてたかと思ってたが」

「我はこの力で間欠泉の中で凌いでいたのだ」

「確かに無効化出来る力は有るみたいだから上側に押される前に下で処理出来たか…こりゃ失礼」


「残ったのは四組八人…こっからどうするか」


…其処でアナウンサーが終了を告げる

「隠された規定人数迄減った為…と言うかカオスに成りすぎて収拾が付かない為今残った全員を準々決勝へ進める事にします」

「見も蓋も無い事言ってんな」

「事実でしょ?勝利条件を隠してたのはあれだけど」

「そう言えばこの試合ではなく普通に勝ち残ってる奴の試合は見たか?」

「見てないな…」

「見てないわね」

「我らは余り対策が立てられる訳ではないのでな…いっそのこと見ない事にしておる…その方が油断無くやれるのでな」

「そして大抵の場合なんとか出来ちゃうしね」

「俺も見てないな他の奴が使ってるのは別の力なんだから見たからって新しい力の使い方が増える訳ではないからな」

「そうねまあアイディアくらいは貰えると思うけど」

「見たか見てないかはともかく大抵の力を無視して行動してる力を持つ奴が居たからそいつには気を付けろ」

「そいつはまた強敵だな」

「我の力の前では無意味である」

「そう言えばイディア・イルノフスさんはどうして負けたんだ?」

「我か?試合開始と同時に相手が視界から消えたのだ…力で力は妨害はしていたのでそれは無拍子等の技術だと思われるがその後も終わるまで一切見付ける事が出来なかったのだ…全体攻撃もしたのだが手応えは無く気付いたら気絶させられていたのだ」

「インジビブル+無音高速移動(体術)かな?…中々にエグいねぇ…ルガシはどんなのに負けた?」

「情報の奔流の中に入らされてそれを変換して作られたガス爆発が防御不能に変更されててそのまま殺られた」

「強すぎない?」

「次は勝つ」

「そか…風圧と拳圧使いのギミシ・バーストはどんなのに負けた?」


「紙とペンを出し操る奴に負けた…多分紙にどんな方法でも良いから入力した事象を貯蓄しそれを破ったり燃やしたりとにかく紙の形を壊す事で一斉解放する力かなペンで書かれた現象がそのまま具現化もしていた…多分ありとあらゆる方法の入力を受け付け貯蓄し壊す事で一斉解放する紙を出す力と字を書くことで事象を起こす力の二つの力だな」

「どんな方法でもって相手の攻撃を防御させ入力するのもありって事?」

「ありなはずって言うかされてまともに此方の攻撃が通らなかった…この大会は武器の持ち込みは禁止だが沢山の字が書き込まれた能力の紙で創った服を着てきやがったからなあの女」

「つまり滅茶苦茶な量の事前準備を用意して来ていたと」

「自分の能力で創った物まで規制しては全力勝負には成らないとは言え…ひっでぇな…」

「使い捨ての魔法陣とかで戦う奴は陣を先に大量に用意しておかないとまともに戦えないしそう言う戦い方があるのも事実だよ」


「まあこれで戦いそうな奴の情報は全部解った…多分準々決勝ではこの八人は当たらないだろうし会うとしたら準決勝以降だろう…勝ちのこって戦おうな」

「おう…それじゃあまたな」

そして各々が別れの言葉を口にし舞台の上から去った

呪詛自律軍隊はやり過ぎた…

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