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チートラッシュトーナメント  作者: イリナ・イージラスト
6/9

敗者復活戦一

「さて敗者復活戦の日が来たわけだが」

「彼処とまた戦うのよね」

「今度は本気を出させてやる」

「そう言えば戦闘方式は何だったかしら?」

「バトルロワイアルだったはず」

「二対二じゃなく混戦に成るからそう言う状態でこそ強い力が怖いな」

「全員に同時攻撃に成る大攻撃とかは警戒しときましょう」

「それが無難だな」

「さて…フィールドはどうなるのかな…」

「たしか参加者は二十名で半径百メートルの場所に自分で好きな場所に移動してから試合開始時間に成ったらスタート…だったはず」

「結構広いね…ガン待ちガン逃げが可能な広さだよ?」

「全体攻撃が出来るならさほど広くはないと思うけど」

「そんなの簡単には居ないから」

「一回戦も一応は二回戦も多分可能な相手だったよ?」

「…そういやそうだな…これでも狭いのか…負けた奴しか居ないんだから其処まで強力では無いはずだけど…」


「対策を立てようとしても試合の3D映像はトーナメント終了まで閲覧不可だし…出たとこ勝負で行きましょう」

「敗者復活戦に出てくる奴に勝てなきゃトーナメントを進んでる奴に勝てる道理は無いか…まあ相性とかマッチングとか別の問題も有るだろうけど」

「試合を見ておけば良かったわね…」

「一回戦は勝ったから関係無かったし二回戦の後は気絶してたしな…仕方無いさ」


「…そうね…試合会場に行くわよ」

「おう」

そして二人は特設会場へと向かうのであった


有るところで

オッサンのイル・ザ・ロードはドワーフのビガイン・ビゲストと笑う

「わしの本領発揮と行こうかの」

「対象に成ってる人数が多ければ多い程威力ブーストが掛かる類いの力って大規模戦闘が起きないと実際一撃必殺の威力は手に入れられないのが当たり前なのだから仕方無いね」

「そうじゃな…威力の増加が天井知らずにするためには最初は低くしなきゃ能力のバランスが取れないって物じゃし」

「二十名じゃ多いとは言えないけどまあ大規模攻撃をやる程度なら問題は無いね…手順は覚えてる?」

「まあの…この力の欠点は力での全ての攻撃を警告しなければ成らない事じゃが警告は一秒を長く使える奴にしか事前に知ることは出来ぬよ…何せ表示時間は0.3秒じゃし」

「何か横切った程度にしか思わないレベルよねやっぱ」

「しかし標識事象顕現ってまた狭い範囲の力じゃよの…」

「オリジナルの標識でも警告系なら大抵の場合大丈夫なんだから…何かに当たると爆発する宝具が降ってきます注意してくださいこれを標識として0.3秒表示すれば実現するわけで…案外汎用性は高いわよ?」

「出力がどうにも足りなかったじゃから誰かに今使う標識を先に見せる事で威力をブースト出来る様にしたのじゃが…まあつまり標識としての役目を果たさせる事での威力ブーストって訳じゃし…何時もはビガインだけに見せる様にすれば良いのじゃが威力ブーストしたいなら相手に標識を見せる必要が有るのじゃし…先に知ってる攻撃なら避けれるとシンプルなクイッククロック系に負けてしもうたのじゃしの」

「常に解ってても避けられない攻撃をすれば良いんじゃないかな例えば流星群注意とかで流星群出したり毒ガス注意で辺り一面に毒ガス出したり…」

「それをやったら効果が出切る前に詰んだのじゃったよな…」

「進入禁止の標識を使ったのに普通に入ってきたしね…何でだろう?」


「実際はクイッククロック系ではなく空間干渉系なのかも知れないと思うのじゃが…そっから先が解らないんじゃよ」

「今度戦うまでに解き明かせば良いよね」


「時間じゃな…試合会場に入るとするのじゃ」

「そうね」


そして暫くして皆が場所取りを終えて試合開始時刻がやって来た

アナウンサーが話し出す

「さあ今からやるのは三回戦迄に負けた人達の敗者復活戦です…大混戦に成る予感がかなりしますね…選手の紹介は省きます…時間が足りませんので…変わりに設備について少しだけ話させて貰いますとここの設備は設備内での物理ダメージが精神ダメージに成るように成ってますから…精神ダメージを与える力でも物理ダメージを与えたのと同じ扱いに成るって小話が有ったりします…あ…言われなくても解ってる?すみません…ですが精神ダメージ決着方式は不協和音とか相手に不愉快な事や音を出しまくって精神ダメージを与えるのも一つの手なんですよね…精神ダメージが一定以上を越えると大抵の場合気絶するんですしそれで勝利と言えますから…さて時間が来たようです…試合開始まで…」


「三」

「二」

「一」

「試合開始」


「先ずはわしからじゃの…(立ち入り禁止の標識を結界内の全員に提示)此処には誰も入れないのじゃ…そして次は毒の籠った間欠泉なのじゃ」

…そして毒入りの間欠泉が試合会場全体を襲った…が

あるものは逆向きに使った重力の力で一気に飛び避けて

あるものはブラックホールを展開し水を飲み込み

あるものはそもそも水を寄せ付けず


あるものは力を吸収してどうにかしようとしていたが規模と大質量と威力的な意味で無効化しきれず飲み込まれ…


あるものは水を分解しまくり水が来ないようにし

あるものは爆発を起こしまくり水を寄せ付けない様にしつつ蒸発させ


あるものは空間を捩曲げては水を進入させず階段を創り上空へと駆け上がり

あるものは超高圧電流を流し水を分解し

あるものは爆発を起こした者を見て白炎を使い水を蒸発させ水蒸気爆発を起こし自滅して


あるものは自分に向かう間欠泉を手刀の風圧で叩き切り

他の者達はパートナーに任せて力を出していなかった

そして消されなかった水は舞台の外へと流れ出た


するとあるところで男が話す

「皆々潰れろ空気の元に」

すると空間を変更して自分を守ってる者達以外の者達が多大な圧迫感にさいなまれ始めそれはどんどん強くなっていく

理屈は簡単で人は空気が無い場所でも無い限り空気を押し退けて存在している…ならばそれ以上に押し退ける力を全体が存在している空気に付加した場合はどうなるであろうか?

空気を押し退ける力を越える様に変更するので大抵の場合押し潰される事であろう

最低でも軽い拘束効果は与えられると思われる

…因みに一つ一つの空気を変更しているので打消しで打ち消しても打消しの範囲が狭い場合は範囲外からの間接的な圧迫で潰される事だろう


「次はこいつだ…」

そして両手を横に突き出しくるりと回転する

すると風圧と拳圧が発生し防御されている部分を除き一定の高さ全体をなめ尽くした

そばに居たケットシーがそれを避ける為にしゃがみながら慌てて話す

「ちょ…私には当たらない様にしなさいよ…」


「ごめんごめん…最初の内に一気に減らさないと勝てない気がしてね…潰せたのは…」

「爆発使いと電気使いね…後は普通にしのいでるわ…」

「たった二人か…次の手を…ってなんだあれ?」

…すると上空には誰かの力で雷雲が一気に立ち込めてきて…雷が落ち始めメソサイクロン迄起き始めた…

速い話スーパーセルである

…雷が落ちる迄の間隔が滅茶苦茶短い……と言うか戦う場所が空中に浮かんでいる為に試合会場に足を着けているだけで放電現象を喰らう羽目に成っている


「まあ雷は電圧を操れれば問題ない訳だが」


「ありがとね」


「脱落者は…一人も居ないだと?」

「空間を扱えるなら雷も遮断出来るしね…」

「これは決着着くかね?しのぐ奴は普通にしのいでるけど本来オワタ式レベルだよねこれ…」

「大味な大技ではやられる奴も限られるってだけの話だと思いますが」

「それもそうか…じゃあもう少し的確に狙ってみるか…耐性が無ければ即死な奴をやってみようか」

「空間干渉的な意味で力の範囲外な奴ばかりなので余り意味がないからやらない方が良いかと」

「じゃあ様子見するか」

…大技祭りはまだ続く

…20個能力を出そうとしたら捻出するのに時間喰ったのでパートナーに任せる形で半分しか出さない事にしました

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