世界中の不幸を一人で背負っている碧ちゃん
碧ちゃんが、また、一人で、世界中の不幸を背負って、隠れて泣いている。
今日は、お湯のはってない、空のバスタブの中にいた。
膝を抱えて、声を殺して、泣いている。
あたしは、お風呂場に入って、しゃがんで、碧ちゃんの泣き顔と同じ高さに、なる。
「碧ちゃん、今日は何があったの?」
あたしは、いつものように、優しく、訊く。
碧ちゃんは、嗚咽をもらしながら、どうにか言った。
「、、おれの書く小説なんか、誰一人も、救えない、、」
「碧ちゃん、、」
碧ちゃんは、携帯小説を書いている。
「他の人より、閲覧数がめっちゃ少ない、、誰も、おれなんか、必要としてない、、おれは小説で、みんなを救いたいのに、、」
そう言うと、碧ちゃんは、号泣した。
そんな碧ちゃんに、あたしは、いつもの言葉を言う。
「碧ちゃん、あたしは碧ちゃんの小説が好きだよ。いつも、楽しみにしてる。仕事で、嫌なことがあっても、碧ちゃんの小説を読んでると、元気が出るよ。少なくても、あたしは、救われてる」
碧ちゃんが、泣き顔をあげた。
「ほんとか?」
「うん。ほんと」
あたしが、そう言うと、碧ちゃんは、やっと、バスタブから、出て来た。
碧ちゃん。
あたしは、碧ちゃんが好き。
そんな力もないのに、一人で、世界中の辛い人たちを、救おうとしている、碧ちゃんが、好き。
I Love you
All Love you
きっとね。
END