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Fly High  作者: 夏目 碧央
7/25

部活、本格的に始動

 定期テストも終わり、夏のインターハイに向け、練習が本格的に始まった。基礎練習よりも戦術練習が長くなってきた。俺はライトのアタッカーとして、レギュラー入りした。試合は6人制だが、背番号は9。3年生が3人、2年生が5人いて、その次の番号というわけだ。ユニホームをもらえるのは12人だが、1年生は4人。中学でバレーをやっていた男子はそれほど多くなくて、また、3年生になる頃には受験のために部活をやめてしまう人もいるので、部員数は12人だ。つまり全員ユニホームをもらえるのだった。

 バシッ!

 ダン!

「それくらい取れー!」

顧問の橋田先生の声が響く。

「ブロック!」

「はい!」

卒業生の先輩も二人練習に加わってくれて、コーチの悠理ちゃんと3人、相手になってくれる。もちろん6対6でやるのだが、レギュラー対非レギュラーでは練習にならないので、卒業生が3人入った非レギュラーチームと試合形式で練習をする。悠理ちゃん、さすがはコーチ、上手い!俺は驚いた。悠理ちゃんはセッターで、右へ左へと、たとえ悪球が来ても上手くトスを上げる。卒業生の先輩はスパイクが上手いし、悠理ちゃん含め、ブロックも上手い。俺がスパイクを打っても跳ね返させる事しばしば。

「琉久!もっと高く!」

「はい!」


 「はぅ、もうくたくたー。」

俺は練習が終わると、その場にへたり込んだ。ジャンプをどんだけさせられたのやら。

「琉久、お疲れ。」

マネージャーの真希がタオルを俺の顔に放り投げた。

「サンキュ。」

マネージャーはタオルを洗ってくれるんだよな。ありがたい。男子はタオルを持って来なかったり、使った後洗わないままバッグに入れっぱなしだったりするから。中学までは母親に管理してもらっていたけれど、高校生になってまで親にタオルを入れてもらったりはできない。と言って自分でもできない俺たち。情けないけれど、マネージャーの存在はありがたいものだ。

「ほら、早く着替えて。」

真希に促されてやっとこさ立ち上がり、更衣室へ行った。毎日この練習量。だが、絶対に地区大会を突破し、東京都代表になってインターハイに出るのだ!と、3年生は息巻いている。


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