表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

#7

あの後は何事もなく、最後まで部活を見て終わった。

18:00の空は思いのほか明るかった。


名津(なつ)優志郎(ゆうじろう)は終わった途端に道場を飛び出し、帰っていった。

上から見ていたけど、歩いてるだけなのに脚が長いから凄いスピードだった。


私は歩夢記(ふゆき)と一緒に帰った。

家は近いから徒歩。歩夢記とは途中まで同じ道。


「なぁ、羽琉(はる)は剣道部入る?」

歩夢記がちょっと深刻そうな声で聞いてきた。

「んー、歩夢記次第かな」

私はわざと、お気楽な声で答えた。


「俺さ、ちょっと、迷ってるんだよね…」


「えっ!?」

歩夢記? 歩夢記!?なんで歩夢記が迷うの!?

「な、なんで?」

凄く動揺してしまったけど、それを隠して聞いた。


「いや、先輩方とかめちゃくちゃ良い人で優しい人だよ。綾元(あやもと)先輩とか俺、中学生の時に初めて試合したのが綾元先輩で、綾元先輩に負けて号泣してたら、試合の良い所と悪い所を指導してくれて、綾元先輩は覚えてなかったみたいだけど、俺には凄い印象に残ってたんだよね」


「じゃあ、どこか剣道部のネックな所があるの?」


「うん。羽琉は気付いてないみたいだけど」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ