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名もなき創作家たちの恋  作者: おじぃ
2009年7月

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キャラクター設定

 日常芝居は三人のキャラクターが海ではしゃぐシーンにしようかと思ったが、日常的に海を見ている茅ヶ崎在住のキャラクターが「わーい! 海だー! きゃははははー!」なんて白々しいのでボツにした。凛奈の地元、熱海を舞台にしようとも思ったが結局同じ。


 僕は海のない暮らしがリアルに想像できない、ということがわかった。


 茅ヶ崎市内にも海の情緒の欠片もない団地や住宅地は存在するが、海のない、更に山もないベッドタウンはあれだけで構成されているのだろうか。


 神奈川県のほとんどの市町村には海、山、またはその両方がある。茅ヶ崎は海も山もある。海のイメージが強い湘南地区(ここでは葉山はやま町~二宮にのみや町までの連続する自治体とする)だが、どの街にも山がある。もちろん海もある。


 さて本題。


 日常芝居の内容は、昼下がり、サザンビーチのカフェでティータイム。以前友恵にごちそうしてもらった店を参考にしている。


 キャラクターは天真爛漫で心やさしいピンクのショートヘア、甘沼あまぬま奏多かなた、知的な青のロングヘア、湯海ゆのうみ花風はなか、おしゃれ大好きな金髪セミロングのギャル、来宮きのみや夏蜜なつみ。僕が名付けた。


 苗字は地名から、名前は奏多はたくさんの音楽を奏でてほしい、花風は熱海からインスピレーションを得て湯の花と清らかな風をイメージ、夏蜜は湘南や静岡県は蜜柑みかんが名産で、燦々とした太陽を浴び健やかな子であってほしいという願いを込めた。


 その他プロフィール。


 奏多はスイーツが大好きで、和菓子も洋菓子も好んで食べる。心やさしく、殺生が伴うため害虫駆除や草刈りが苦手。また、無機物を含むありとあらゆるものに魂が宿っていると考えている。


 花風は音楽愛好家。好きなテレビ番組は『題名のない音楽会』。俳句や生け花、茶道も嗜む大和撫子。食事の際は三角食べを意識する。騒音が苦手で、やたらとエンジンを唸らせる自動車やバイク、電車内に響く着信音やイヤホン、ヘッドホンの音漏れ、パソコンのキーを叩く音に強い不快感を抱く。


 夏蜜はおしゃれが大好き。原宿はらじゅく竹下たけした通りをよく歩くが、将来は横浜の元町もとまちが似合うレディーになりたい。ルイヴィトンなど大人のブランド品は自分にはまだ身の丈に合っていないと思い所持していない。


 このようなことはきっと作中には描かないが、キャラクターの行動原理や挙動、思考、思想などの点で大切な部分だったりする。


 人には誰にも言っていない、自分さえ気付いていない要素の一つや二つあるものだ。例えば童貞ならチ○チンが勃起したときの長さとか、それが平均値より大きかったり小さかったりとか。ちなみに上記三人のキャラクターのバストは、ブレザー着用の場合ふくらみがわからない程度だ。これは凛奈と僕のフェチズムが合致した。

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