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真と嘘クラス -41人のデスゲーム-  作者: 七原 秋也
第4章 ゲーム終盤戦
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真実 の 信実

修也は腰に差し込んだ銃を素早く取り、狙ってる暇がなかったので恵に当たらない事を祈って銃を連発した。


発砲されたのは4発で、5発目はカチと音がするだけだった。

しかしその4発は全て理恵に当たり、恵にナイフが刺されるギリギリで理恵の動きを封じた。


理恵の手からナイフが落ち、一瞬修也を睨んだが、直後力尽きて倒れた。

恵は刺された腹部を両手で抑えて呻いていた。


足がもう動かないので必死の思いで両手で這って恵に近づいた。上着は信二に被せてあるので、ワイシャツを脱いで丸めて傷口を抑えた。


Tシャツを来ているが、かなり薄いので寒気が増した。


それよりも恵の状態が心配だった。


「修也、まさかあなたに助けられるとは思ってなかった」


「こんな時に何言ってんだ。それに最初に助けてもらったのは俺の方だから」


恵は微笑んだ。


「じゃあお互い様だね」


修也も笑おうとしたが、とても笑える状態ではなかった。何より心配なのだ。


「修也さ、私が理恵のマインドコントロールから解放された時よく気づいてくれたね」


恵の首を絞めてる時だろう。


「それは・・・まず俺はあんなに首を絞めるなんて初めてだったし、どっちにしてもできなかった」


「・・・ありがとう。それと、このゲームが始まてから最初に私にメール送ってきてくれたよね。仲間になろうって。すごく嬉しかったよ」


修也は照れながら言った。


「お、おう。あの時は本当に信頼できる仲間が欲しかったから」


恵が素直に笑い、修也も釣られて笑ってしまった。

ふと疑問に思った事を聞いてみた。


「なあ恵。そもそも理恵にマインドコントロールされてメール送信したりして主権者のフリをしてたんだろ?それって確実に嘘を付いてる事になるんじゃないか?」


恵は不安そうな表情をした。


「それが私にも分からないの。コントロールされてる時は私自身の意識はなかったからどうなっているのか・・・・・」


しかし事実、恵はこうして生きている。謎だが生きているので何よりだ。


恵が真剣な表情になった。


「私いつからか分からないけど何となく修也の事見てた気がする。皮肉だけどこのゲームではっきり分かったよ。私は・・・・」


その先は言いづらそうだった。


「よ、要するに私はあなたに好意を抱いていたって事よ」


修也は笑いを堪えきれなくて大声で笑った。恵は怪訝そうにその様子を見つめる。


「悪い、ちょっとおかしくて」


恵は頬を膨らませる。


「何がよっ」


修也は笑いを止め、再び恵の顔を見た。


「ありがとうな」


恵は優しく微笑んだ。そして目をとじて求めた。

鈍感な修也は困ったように恵の顔を覗き込む。

恵は顎をクイと前に出すと、修也は眉を上げた。ようやく悟ったようだ。


そして顔を近づけた。静寂の中、加えてクラスメイトの亡骸が転がっている中で2人の唇は重なった。画はあまりよくないが、2人にとっては関係なかった。


数秒続くと、恵は手にした物を自分に向けて力を加えて刺した。








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