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真と嘘クラス -41人のデスゲーム-  作者: 七原 秋也
第4章 ゲーム終盤戦
24/27

真実 の 明快

突然の死に修也の精神力は崩壊寸前までいった。茫然と座り、天井をみつめている。

理恵は修也を後から抱きしめてくれた。理恵から体温を感じるが、信二からはもう2度と体温を感じることはなかった。


―これが夢なら覚めてくれ・・・。


香織がそんな修也を見つめながら言った。


「信二の死も残念だけどなんで美香は死んだのかな?あれは嘘をついたからか、本当の言葉とは異なった言葉を言ったからだよね」


すると恵が震えながら言った。


「ちがうの・・・ちがう。私が・・・皆を・・・だましたの」


その瞬間修也は顔を上げた。恵は香織の方を向いている。

香織が言う。


「違うって何が違うの?ほかに美香の死因があるの?」


恵は携帯の画面を香織に見せた。修也からは画面が見えないが、香織が画面に近寄り、内容を確認すると、目を見開き、その様子からヤバイという事が判断できた。


「あなた・・・が。それで美香が最後に恵の名前を呼んでいたの・・・」


さっきまでの香織ではなく、恵に対して怖れ、震えている。修也は恵の携帯を確認しようと立ち上がった。と、同時に恵が香織に飛びつき、香織の首に手が絡んだ。仰向けの香織の上に恵が乗り、両手を香織の首に伸ばしている。明らかに首を絞めている体勢だ。


修也は駆け寄って恵の手を掴み、香織から突き放した。


「なにやってるんだ恵!何をしたのか俺に言ってくれよ。非難しないから。絶対に」


恵は下を向きながら言った。


「いいよ。でも私に対して非難したらあなたも殺すわよ」


修也は構わないと頷いた。


「じゃあ手離してよ」


恵の両手を掴み、塞いでた事に気づき、修也は慌てて離した。


恵は上着のポケットから携帯を取り出し、何かを開いて画面を修也に見せてきた。

修也はしばらく画面を睨むようにして見ていると、目を見開いた。


『~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』

               ==指令送信完了==

               ▼  指令内容  ▼

 

 このメールは主権者の私が生き残っている皆に送っている。今からメールを口に出して読むな。

 そしてこれから出すルールを破れば即死刑を言い渡す。

 今からゲームをする。棄権は死に繋がる。それぞれ違う1文字のスペルを言う。この画面を他人 んに見せたら即死刑。尚、このメールは破棄しても構わない。

 1番最初に9文字を組み合わせた言葉を言えた者が生き残りとなり、それ以外は死刑。

 ―――――― 

 ※チェックした人物に指定されたワードをランダムに配布します。

 →[おまえがいきのこり]


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


合いた口が塞がらなかった。つまり恵が主権者という訳なのか?


「待ってくれ。整理したい」


修也は頭を抱えた。

恵が主権者。恵が犯人。恵が仲間を殺した。恵が信二を。恵が全ての始まり。恵が・・・敵。


「もういいわ。私は全てを打ち明ける。私が皆を殺した。私が主権者よ。ここから皆を監視していた」


修也は恵を睨んだ。クラスメイトの死の恨みだ。恵はいつの間にか銃を手にしていたが、気にしなかった。


「なぜだ!なぜクラスを壊すような事をしたんだ!お前が死ぬリスクだってある!それにどうやっ て皆を手を触れずに殺したんだ!教えろぉ!!!」


再び耳を塞ぎたくなる銃音がした。何度目だろうか。鉛玉は真っすぐ龍太の頭を捉えていた。


「ごめんね龍太。あなたずっと会話聞いてたでしょ。ただ聞きはだめよ」


そして銃口は香織に向けられた。


「もうやめろぉーーーー!!!」


パン――


修也は膝をついた。仲間だと思っていた恵が主権者でこうやって仲間を殺していった・・・。

修也は完全に崩壊した。

      

<男子16番新井田龍太

 女子6番新鍋香織  死亡 残り3名>

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