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顔面 の 言葉
美香の従来の笑顔はもうなかった。
興子と同じ微笑みだ。
「修也君残念ね。でも安心して。理恵と天国に行かせてあげるから。
近くにいた恵が座りながら言った。
「あなた・・・裏切ったの?」
美香はまた笑いだし、ええ、と言った。その瞬間修也は崩れ落ちた。
終わった。呆気なく美香に裏切られて死ぬ・・・。
信二は好きだった人が裏切ったことに俯いていた。
修也は腰に入れた銃に手が触れた。それを見た美香が言う。
「いいよ修也君。私を殺しても」
しかし修也は首を振って銃から手を離し、美香に言った。
「俺達の分まで生きてくれ、美香頼むぞ」
美香は修也を無視するように言った。
「私が・・・生き残った!」
途端美香の容体が変化した。下を向いて、咳き込んだ。手には血。美香は吐血し始めた。状況が掴めずにフラフラしている。修也も目を見開いた。美香が生き残るんじゃないのか?
美香の視界に入っていたのは恵だった。
「恵・・・あなたが・・・」
美香はくしゃみをする時みたいに大きく吐血すると、そのまま力尽きて倒れた。恵は小さな悲鳴を上げて理恵の後に付いた。
―何が・・・起きたんだ?
<男子13番田山伸介
男子17番野村健
女子18番零区野美香 死亡 残り6名>




