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真と嘘クラス -41人のデスゲーム-  作者: 七原 秋也
第4章 ゲーム終盤戦
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腐乱 の 教室

修也は立ち上がり、憤りで叫ぶようにして言った。


「なにやってんだよ健!伸介がなにしたんだよ!」


健は修也を睨みつけ、言った。


「こいつは俺に刃向かおうとこっちに来やがった、だから殺した」


すると香織が言った。


「私今の一部始終見てたけど伸介は健刃向かったんじゃなくて、自分の机の中を覗いてたわ。なにか探すみたいに。そして健は寝ていた、こんな状況で寝れるのもすごいけどね。だから突然伸介が襲って来たように見えて、反射的に撃ったのよね」


修也はこみあげる怒りをぐっとを抑えた。これ以上刺激したら被弾して終わりだ。それは避けたい。修也は座った。しかし仲間になるはずだった伸介が死んでしまい、スペルが1つ分からなくなってしまった。かなり痛かった。


信二が代わりにといってロッカーからメモを取ってくると言って立ち上がった。修也は無意識に信二の足を掴んだ。伸介の死を見た後だ。

しかしすぐに手を離した。

修也自身精神がおかしくなってきていた。なんど仲間の死を見ただろうか。


信二が数学のノートを持ってきた。ノ-トを中心にして5人は輪になった。


修也がノートを広げると、まじめにやってあるのは最初の5ページくらいで、そこからは落書きで埋まっている。

道理でテストの点数が取れないと言ってるわけだ。先生に見つからないのが奇跡的だ。修也はノートの最後のページを開き、信二がついでに持ってきたペンで左上に小さく『が』と記した。


信二が躊躇なく隣に『ま』と書く。続いて理恵も皆を信用して『り』と書いてくれた。


恵にノートが渡り、少し緊張した顔で文字を書いた。

恵のスペルは『の』だった。嘘を書いてるならここで死ぬはずだが、異常はない。


美香も多少躊躇ったが、正直に書いてくれた。

美香のスペルは『え』これで5つ揃った。『がまりのえ』


正直お手上げだった。いろいろと並べ替えるが、予想できない。伸介のスペルが分かればまだよかったのだが、永遠に知ることが出来ない。


他の3人に聞くしか方法はなかった。


修也ははじめに香織に聞こうとし、立ち上がると健が声を発した。


「俺は今肝心な事に今気づいた。ここでお前らを殺せば俺の1人勝ちじゃん」


修也が健を睨んだため、目が合ってしまった。途端、健の表情は狂気と化し、銃口を修也に向けた。黒板から教室の後ろまで8メートルくらいだが、当たらないとはいえない。


修也は両手を前に出して、言った。


「落ち着け、な。こっちからいくつかスペルを言う、だから――」


「全部言え。そうだ、そのノートこっちに渡せ。そうすれば銃で殺しは死ない。」


銃で殺さないというのは意味は分かっていた。正解を言ってそれでフィニッシュだから。


修也はノートをゆっくり持ち上げた。信二は不安そうに修也を見つめる。

恵や美香だって何か言いたそうに口を開けている。理恵は緊張からか、目を閉じて俯いている。


ノートを健がいる教室前方に向けてラグビーのようにノートを投げた。健の座る教壇のやや前にノートは落ち、健が拾い上げた。


健の行動を5人は見守った。最初の方は健も思わず笑った。


「ははは、なんだこれ信二だよな。本当に授業中なにやってたんだよ」


修也は心の底で思った。


―こういう些細な事でまた皆で笑いたいな・・・


しかし健の表情は、最後のページで変化した。そこにスペルがあるからだ。


すると健は悩むように視線を上にあげて、考えだした。

健は突然香織に銃口を向けた。香織はそれに気づくと、一瞬悲鳴を上げた。



「スペル教えろ。5秒で言うんだ。じゃないと殺す」


香織は健がカウントダウンする前に言った。その速さは既にこうなる事が分かっていたかのようだった。


「『こ』言ったから銃下げてよ」


健はフッと笑うと銃を下げ、再び考えだした。

修也はただ見ていることしかできなかった。

しかしそれも1分で決着がついた。健が教壇からすっと降りて、にやついた。


「俺分かった。修也!お前どうするつもりだ?このまま犬死か?はは、今土下座したらヒントくれ てやってもいいぜ」


教室は邪悪な空気に包まれた。

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