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第9話 新馬戦前日

時は過ぎた、先日行われた第89回日本ダービーは日本で名を馳せている名馬主「波主龍太」の所有するラストチャンス号が優勝しこれで皐月賞・東京優駿を制した2冠馬となった。そしてその競争に和田の所有するゴーイントゥギャザ号は直線である1頭に抜かされれると同時に走る気をなくしたのか失速し6着での入選となった。


《悔しかったけど....ダービーに出れるだけで嬉しいし6着なら万々歳だ。》


和田は話を続ける


《ところでお前の馬の新馬戦、明後日なんだろ?6月12日東京5R2歳新馬戦だったよな?》


新馬戦、メイクデビューとも言うらしく競走馬が初めて出走する大事な大事な舞台である。日本近代競馬の決勝やマイルの女王やダートの怪物も、俗に言う「駄馬」も、地方落ちする馬や結果のでない馬も必ず出走する、それが「新馬戦」だ。


《そうだな、ついに出走...お前はこういうとき緊張とかしないのか?》と斎藤はシンプル無疑問を解消しようとする、すぐあいつの性格にしては意外な回答が飛んでくる。


《俺はいつだって緊張しているよ、親父に競馬場につれてったときからずっとだよ。むしろソッチのほうがなんというか......終わった後の開放感や高揚感が最高なんだよ!》


一瞬「こいつドMか?」とも思ったがすぐに共感できた、なぜなら斎藤も陸上の大会で何度も同じよう値権をしているからだ。


新馬戦に出走するのは全部で9頭、その中でもイチバンの強敵は父は無敗三冠馬のディープアタックで母が牝馬でありながら有馬記念・春天を制したエトランゼという超良血のスプリングサンダーで鞍上は「天才」武勇。そして馬主は波主龍太である、そう、先日ダービーを制したばかりの波主オーナーである。


そしてこっちの鞍上、いわば騎手は堀井厩舎所属の原武史騎手で4年前にデビューしGⅠは未勝利だが着実に戦果を重ねている騎手だ。


《それにしてもスプリングサンダーやその他良血馬の中にお前の馬がいるとはなぁ、まじでこうなるとは一ミリたりとも思っていなかったわ(笑)》と和田は電話を続ける、斎藤は一つ気になり質問を投げかける。


《ところで、馬主席の件についてなんだがどっt》と斎藤が聞きかけたところで和田はすぐに


《どっちの方に行けばいい?って質問だろ、2種類あるけれど今回お前は一般の方へ行くんだ。》


馬主席には2種類ある、1つ目はノーマルの席でこれは基本的にすべての馬主が座ることのできる席、その次がかなりすごく「その日のメインレースに出走する馬がいる馬主」のみが入れる席で例えるなら皇室...っと行っちゃなんか違うがそのくらい重みが違う。


《お前ってホント競馬のこと何でも知ってるよな。》


斎藤が言うと和田は速攻で


《アザス!》とか行って電話が切れた、新馬戦前日。

2022年5月23日

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