第13話 勝利
《続いてのホースニュースです。先日の東京スポーツ杯2歳ステークスでの大接戦を制したのは単勝オッズ43.2倍のゴールドグローリー号でした》
CS競馬専門チャンネルでのニュースでグロのことが報じられた。そして次はホープフルステークスに向けて進めていることも報じられた。
それまではいい。
その後の波主龍太のインタビューだ。
《今回は負けたが次は負けない、ホープフルステークスで粉々にします》
.........怖い!!!!!
とりあえず次走はホープフルステークス(GⅠ)に決まりました。来年のクラシック戦線の、そして1冠目の皐月賞に向けての重要な一戦で現時点ではそこに
コードインデックス (美浦 近藤勲厩舎)
ゴールドグローリー (栗東 堀井博史厩舎)
イマジンチェイサー (栗東 堀井博史厩舎)
の化物3頭が集まる予定、何が怖いってまだ化物が来るかもしれないってところである。
実際ドバイの大馬主「ギネスレーシング」所有の3戦3勝でGⅡ制覇、しかも2着に9馬身つけての圧勝した化物「エクリプスモア」が来るだとか、マジでついてなさすぎるでしょ。
気づけば斎藤は和田に電話していた。
《もしもし、そっちからかけてくるとは珍しいな》
何度聞いても安心する声である。
「ホープフルステークスなんだけどさ、やっぱりきつい戦いになるかな?」
少し間をおいて帰ってきた答えはTHE和田な返答だった。
《いいや、イマジンの圧勝だな》
言葉の節々に圧倒的なウザさ、それと自身に満ちている。
「おう、じゃあその希望を打ち破ってやるよ!こっちは知名度だけの馬主じゃないぜ」
実際Twitterやインスタグラムでは・元陸上日本代表・初の所有馬が大当たり・かわいい馬の日常がバズリフォローワー数は1.5万人超えだ。しかし2chなどの掲示板では「名前だけ」「どうせ早熟」「謎血統の謎馬主」等と言われる始末。
《まぁ.....どっちみち恐怖の2頭がいるからなぁ》
和田の言う恐怖の2頭とは「コードインデックス」と「エクリプスモア」のことだろう。
コードインデックスは前走東スポ杯2歳Sは負けてなお強しだと評価されている、まぁあんだけ絶望的な出遅れと後方から一気にゴボウ抜きし同着での2着に食い込んだんだからそりゃ「怪物」だの「第二のディープインパクト」だの「馬の形をした何かしら」とか言われるし大大大本命に指名されるわけだ。
そしてエクリプスモア。ドバイの大馬主「ギネスレーシング」が所有している馬で新馬戦芝1400Mで2着に8馬身差をつけてのレコード勝ち、2戦目のリステッド競争も2着に3馬身差をつけての一着、そして前走のフューチュリティトライアル(GⅢ)でレコードというおまけつきでの圧勝。父は凱旋門賞2連覇のトゥーサン、母は1000Mから2300Mまでの競走を制したGⅠ17勝の超名牝ブラックライトニング。
「しかも2頭じゃなくて3頭になるかもしれないしな」
それが新馬戦で負かしたスプリングサンダー号だ、その後OP競争を4馬身差の圧勝し今は休養中であるが馬体がガッシリとし毛艶も良くなっている。
《そうなんだよ、俺とお前の戦いかと思ったら.....まさかの俺とお前と波主の戦いだったっていうね、しかもギネスレーシングも加わるっていう。なんというか....もう.....早くGⅠ勝ちたいんだけどさぁ、恵まれてないわぁ》
「とりあえずそっちはホープフル出すってことよね、了解」
《じゃあまたしても敵同士ってところか》
電話は切れた。
11月の29日
ホープフルまで....あと25日
ホープフルステークスは23日にやる予定です(作品内)




