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第11話 初・重賞挑戦

先日馬主デビュー後初のレース「2歳新馬戦」の勝ち馬主となった斎藤のもとには様々な人からの祝いの言葉が届いた。母親、父親、恩師の先生、そして西条幸雄はじめとする陸上部の仲間や今まで戦ってきた仲間たちから祝辞が届いた。


「とりあえず新馬戦を勝った、しかも最強馬になると言われた馬を破って.....あいつ案外強いんじゃねえか?」


斎藤は競馬新聞を読みながら少し興奮気味に言った。


堀井調教師いわく


「次は札幌で行われる札幌2歳ステークスに挑戦させたいです、距離も1800Mでこの子にとっては経験した距離のレースなので」とのことらしい。一応そこまで強い馬は出てこないらしく少なくとも3着以内には入ってくれるでしょう、その後は東スポ杯やGⅠのホープフルステークスに出走できるかもしれない。



※※※




結果から言いましょう、まず札幌2歳ステークスは負けました...........


スタートから4コーナーまでは完璧と言える(by堀井調教師)レースだった、しかし直線に入るやいなやうまく伸びずに11番の馬に抜かされると3番の馬にも抜かされて最後は団子状態でゴールしなんとか3着を確保できた形になった。


「今日のレース悔しかったなぁ」


と電話越しにやや煽りながら話すのは和田、こいつは今日新潟競馬場のメインレース「新潟記念」を所有するゴーイントゥギャザ号で制したのもあってやや煽り口調で話してくる。


「とりあえず新潟記念勝利おめでとう、なんかいらつくけど」


「なんでや!まぁあざす。ところで次はどうするん?」


「知らないけど個人的にはホープフルってのを勝ってみたいんだよな、GⅠなのはわかっているけど上目指したいじゃん」


「奇遇だねぇ、そのままホープフル行ったら俺の馬と当たるよwww」


まじで勘弁してほしいと速攻で思った、そういえば和田の馬今年は絶好調なんだよな。テーブルの端にある競馬新聞を広げる、6ページの「2歳馬特集」に和田と斎藤の馬が一頭ずつ乗っていた。


「お前の馬.....思いの外強くね?」


斎藤はすぐに思ったことを口に出してしまう、和田は笑いながら


「これに関しては大当たりを引いたわ、俺にとっての初GⅠをもたらしてくれるのは多分あいつだよ」と一言いうとさらに「もしかしたらお前のGⅠ初制覇を邪魔するのは俺の馬かもな!」と......


有頂天すぎるだろ...


「とりあえず新潟記念勝利おめでと!そんじゃ」


「ありがと、そんじゃ!」と和田も電話を切り通話は終わった。新馬戦一着で札幌2歳S3着ならかなりいい成績だが今年は先程述べた和田の馬以外にも怪物がもう一頭いるのだがこれまた波主オーナーの有する「コードインデックス号」でありデビュー前から期待されていた存在だ。新馬戦を2着に1.6秒差をつけて噂に違わぬ強さで圧倒的な勝利を上げ新聞でももてはやされている1頭で次走は東スポ杯2歳ステークスらしい、このまま行けばグローリーとも当たる存在である。


というか来年のクラシックではほぼかならず当たる存在だろう。

















ちょっとまて、1.6秒差???




















は????????????????????????????????????

















参考までに無敗の三冠馬コントレイルが同じコースで0.4秒。


そして日本近代競馬の結晶「ディープインパクト」ですら0.7秒差である、まぁあれはめっちゃ流してたようなもんだったけど。


しかし何が怖いってコードインデックスはラスト150ほどしか追っていなくそれ以外はチャラチャラしてもはや遊んでいるような走りだったってところだ、レース映像を何度も見返すがラスト200付近で急に内ラチ沿いを金色の馬体が吹っ飛んできたと思えば大差をつけて圧勝...............なんとも言えぬキモさであった。


しかし馬主デビュー後の初の所有馬がこんなにも走れるなら出走しない理由にはならない、という移行を堀井調教師に伝えようと電話をかける、2コールほどで出てきたのは堀井調教師ではなく調教助手の竹中氏だった、竹中さんはいつもゴールドグローリーの調教をしてくださっている方である。


「お忙しい所すいません、堀井さんはいらっしゃいますでしょうか?」


「そんなカッチカチにならないでくださいよ斎藤さん(笑)えっと...いま堀井さんは用事があって外せないですね、代わりに要件を聞きしてもいいですか?」


緊張のあまり自己紹介を忘れたが声で判断したのだろう、速攻で斎藤だとバレた


「ありがとうございます、ゴールドグローリーの次走の件に関しましてお話がありまして」


「言いたいことはわかります、東スポ杯ですよね。もちろんその方向で調整しています」


エスパーか何か?と一瞬思ったがもう東スポ杯に向けて準備しているのならありがたい


「ありがとうございます!その方向でお願い致します」


「了解しました!」と竹中さんが行ったところで通話は終わった。


「東スポ杯2歳ステークス(GⅡ)1800M.....絶対に勝ってやる!」




和田の2歳馬(イマジンチェイサー号)の設定

新馬戦      2着 0.2秒差

函館2歳S(GⅢ) 1着 0.0秒差

つみれ賞(OP) 1着 0.4秒差

適正距離 1200Mから1800Mほど(一応2000Mまでならかろうじていけるがレース後は長めの休養が必要)

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