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猫は死んで転生する

「……そんなハクちゃん!?」


 自称田舎でイケてる猫を自称するクロオは衝撃の光景を目にしていた。

 クロオの恋のライバルである茶太郎と白猫のハクちゃんがイチャイチャしながら互いを舐め合っている光景を目にしてしまった。


「……そんな」


 クロオは今日ハクちゃんに告白して番になって貰う予定だったのだが茶太郎に先を越されてしまい失意に落ちた。

 すると茶太郎と目が合った。

 その顔は猫の勝者として覇者の笑みを浮かべていた。


「……は、ハクちゃんそんなぁ」


 雨にずぶ濡れになりながらクロオは夜道を歩く。

 すると光が見えた。


「えっなんだ!?」


 クロオは何も分からずにトラックに跳ねられて死んだ。


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