一章までの登場人物まとめ
登場人物が多くなってきたのでまとめてみました。技名っぽいのは本編に出すか考えてないです。
*SA探偵事務所
・鳴月志乃
本作の主人公。黒髪ショートボブの少女。16歳。幼い頃から実の両親に虐待されていたため、自己肯定感が低い。
10歳の夏に、生への執着の消失によって、自由を初めて感じ、異能の力が開花。その結果、町一つを巻き込んで両親に復讐をした。その事件を『憂鬱の2週間』と言う。本当の自由を得た志乃は椎名綾目という心が読める少女と出会い、束の間の平和を得る。だが、能力の暴走により「綾目お姉ちゃん」と呼び、慕っていた綾目を殺害。
その後は椿孤児院に拾われ、そこで生活しながら自身の能力を研究し、独り立ちする。複数のアルバイトを掛け持ちするバイト中心の生活だったが、巻き込まれた事件を解決していく内に茉莉たちと仲良くなり、能力者であることも露見したため茉莉たちにSA探偵事務所のアルバイトとして協力することになった。
最初の行動原理は、茉莉のことを綾目から頼まれたからだったが、今では茉莉のことを好ましく思っていて、綾目の妹である茉莉に復讐として殺されるのならば本望だと考えている。その割には茉莉に嫌われるのが嫌で本当のことを話せていない。
好きな食べ物はオムライス。
異能:【因果律操作】
過去を改変して現在に起こる事象(結果)を変える力。自身の行動を改変し、当たるはずの攻撃を避けたりすることから他の人の行動を改変するなどのことができる。
《運命改変》
制限1: 起こる可能性のない結果は生み出せない
制限2: 午前0時から24時間の間のみ改変可能
制限3: ある条件を満たすと暴走し、暴走の結果の改変は回避することができない
・朝比奈茉莉
銀髪ロングの美少女。16歳。両親を幼い頃に亡くし、唯一の肉親である姉の綾目すらも『憂鬱の2週間』で失い、その犯人だと思われるヴァイス教幹部『憂鬱』に復讐を志す。仇を取るためには手段を選ばないが、『暴食』との戦いで死を自覚したことで自分に大切な存在が出来ていたことに気づく。
名字が椎名ではなく朝比奈なのは楓に引き取られたため。好きな食べ物はグラタンとオムライス。本人曰く玲旺への恋愛感情はないらしい。
異能:【風魔法】
風(空気なども可)に関する現象を操ることができる力。攻撃、防御、索敵全てに優れており、汎用性が高いが、使用者が繊細な操作を苦手としているためその真価を発揮できていない。
《加速》
風を纏って移動速度を上げる。半ば浮いているようなもの。
《風の刃》
風を圧縮して特定の形にし飛ばす。別に刃の形でなくとも良い。
《真空領域》
文字通り真空を作りだす。相手を窒息させるのが狙い。操作が複雑なため時間がかかる。
・朝比奈玲旺
金髪で端正な顔立ちの少年。16歳。茉莉の幼馴染で、茉莉と姉の楓と一緒にSA探偵事務所で暮らしている。実は頭が良い。
異能:【糸操作】
文字通り糸を操ることのできる能力。太さや硬さや粘性などを自由自在に変えることができる汎用性の高い能力。2つ以上の性質を重複させて変えることは出来ない。また、糸の生成は出来ないため持ち歩く必要がある。有効射程は0.5km。
・朝比奈楓
茶髪ポニーテールの美女。22歳。楓の姉で、SA探偵事務所を運営している。綾目とは幼馴染で、茉莉のことを実の妹のように思っている。
異能:【転移】
マークしてある場所、又は視認出来る範囲なら何処へでもノータイムで移動できる能力。自分だけでなく、自身と同質量以下の物体なら触れることで転移させることができる。
《マーク》
自身が訪れたことのある場所を記憶することができる。記憶可能数は10箇所。
《短距離転移》
消耗が少なく、連続使用が可能。
《長距離転移》
移動距離に応じて消耗が激しくなる。一度使うと1時間のクールタイムがある。
*椿孤児院
・椿さん
46歳。40代後半なのにも関わらず20代かと見間違えられるほどの美魔女。とても優しく、愛情深い志乃が暮らしていた孤児院の経営者。子供が好きで、親に捨てられた子供たちを助けたいという思いから孤児院を創立。子供たちからは「お母さん」と呼ばれて慕われている。
・杏子、苺、蓮
全員12歳で、今年中学校に入学したばかりの中学生。孤児院の子供たちの中でも特に志乃に懐いている。連続誘拐事件に巻き込まれるが、志乃らによって救出された。その際、異能の存在を他の人に言わないことを約束され、それをきちんと守っている。
*湘洋高校
・長嶋美月
黒髪ロングの眼鏡をかけている少女。16歳。志乃たちと同じ2年E組のクラスメイトで、委員長を担っているため、他のクラスメイトからは「委員長」と呼ばれている。湊とは双子の姉弟だが、親の離婚によって離れ離れに。何やら暗い過去を持っていて、「復讐」と称して湘洋高校を『暴食』と共に襲ったが志乃に倒され、最後には自爆覚悟で校舎を崩壊させる。
異能:【爆弾魔】
触れた物体が爆発物になり、自由に爆発させることができる能力。爆発物とする物体には制限がある。
・三浦湊
茶髪の少年。16歳。2年A組で、1年生の頃に玲旺と仲良くなり、以来は玲旺や茉莉と学校内ではよくつるみ、志乃ともそこそこ仲良くなる。美月と双子の姉弟で、美月の過去を知っているような素振りを見せた。無能力者。
*ヴァイス教
・影山美津子
眼鏡をかけていて、背の高いおっとり系のお姉さん。27歳。子供が大好きで、保育士になったがそこで起こった事件により異能の力を開花。その後ヴァイス教幹部である『虚飾』によって洗脳される。そうするうちに壊れてしまい、悪に染まる。序章において楓さんに捕縛される。
異能:【影操作】
影を操ることのできる能力。その潜在力は『虚飾』に「有能だ」と言わせるほどの強力なものだが、本人の素質によりそこまでの力を引き出せていなかった。
《同化》
影と同化し、移動することができる。
《影の刃》
影を特定の形にし、飛ばす。
・『虚飾』????
ヴァイス教幹部。
・『憤怒』????
ヴァイス教幹部。
・『暴食』のグーラ
ゴスロリを着ている黒髪ツインテールの少女。14歳。ヴァイス教幹部。性格が幼く、無邪気で、楽しんで人を殺し、喰らう残虐性を持つ。自身のボスの命令よりも自分の楽しみを優先し、自分の能力に絶対の自信を持っている。きちんとした戦闘経験があまりない。『暴食』と呼ばれることを嫌う。
【暴食】
自身の周囲、半径約3メートル以内の物全てを喰らう。喰らった物をエネルギーに変え、そのエネルギーにより、敵の攻撃を無効化する。エネルギーは貯蔵可能。
*その他
・椎名綾目
茉莉の実の姉。SA探偵事務所の創設者であり楓の幼馴染。志乃の異能の暴走により死亡。
異能:【読心】
周囲の人が心の中で思っている事が頭に入ってくる。心が読める。
忙しくなってきたので不定期更新になります。