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毎日

いつも決まったところ。


いつもと同じことをする。


明日も多分、そうなる。


そこで、変えてみた。


デスクで黙々としているいろんなことを折り畳みベッドの上で、気まぐれにテレビやラジオを観たり、聴いたり。


ごろん、とひと息、のびてみたり、なかなか気持ちよかった。


いつものことがいつもより楽しかった。


記念日ではないけれど、昨日と同じ一日でなかったことは、確かだ。


若い頃は何かと理由を付けては外に行きがちで、屋外でやりきったことが充実だと信じていた。勤め人だった頃は規則的に外でその日を済ませていた。けれど休日でもやっぱり外にいたのだった。


自分さえ、いろんな文明の進歩を習得すれば、必要以上に動き回ることもない。


つい最近、分かったことだ。


意外と充分に過ごせて満足するのだな。


長いこと保留になったままの、いろんな引き出しの中身。


あっという間にどんどんスッキリしてゆくのに驚いた。


いざやると、あっさり片付くもの。あれだけ何日も、数ヶ月くらいは掛かるかもしれない、と思っていたのに。


コーンスープに、パセリ粉とジャガイモでできたスナックをのせる。ふやけたスナック菓子は身にまとっていた塩味を上手いこと甘味あるとうもろこし味に合わせてくれた。


これはジャンクフードのひとつになるのだろうか。


部屋でできること、室内だからこそ自由なことは、予想以上にたくさんあるらしい。


静かに長く、穏やかに生活する中で歳を重ねたい。


そう考えると、残しておいた缶詰めで、今日の夕飯は満足である。お米を炊こう。

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