繰り言
まやかしが
まやかしであると知りながら
まやかしを
ただ流すだけで過ぎていく
まやかしの日々は
それが
すでに
まやかしが
まやかしとして生きている
まやかしが
まやかしなのだと主張する
まやかしの日々は
それが
すでに
まやかしが
まやかしでしかないとつぶやいている
まやかしの
自分自身がそもそもの
まやかしならば
それが
すでに
まやかしが
まやかしであろうとする
まやかしなのだと
いう
こと
つまりは
とどのつまり
すべては
どうどうめぐり
まやかしのうた
うたう
まやかし