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暴虐なるバーサーカーズ  作者: 拉麺食部田胃
プロローグ
1/16

非日常

ーーーーー3月28日

ちょうど夜中の12時になった頃だろうかと思う。

[それ]を持った女性は必死に走っていた。

夜中に走る等というのはどうあっても普通ではない。

誰か人はいないだろうか。

白銀の満月が放つ光は演劇のスポットライトの様に彼女が走る路地を照らし出していた。

が、路地には人気はなく、電灯は所々にあるが光は今すぐにでも絶えそうに弱く、月光がなければ視界に映るのは闇だけだ。

女性は反射的に後ろを振り向く。

微かな光に映った人影が見える。

幻覚でも見ているのだろうかと一瞬思う。

恐らく誰もがそう思うだろう。

[人影]は手に鋼鉄の怪物を握りしめている。

その女性を喰らいたいと言わんばかりの爆音にも似た獰猛なうねり声を発する怪物と少年はじっとその女性を見つめていた。

「逃げても意味ないよ。」

女性は無視する。

その行動をとった理由は逃げきることが出来ると思ったからだ。

女性と少年との距離は20m程ある。

また、彼女はマスコミの仕事をしているため、体力ごとには滅法強いし、毎日筋トレ等のトレーニングも欠かさずにしている。

しかし、何より決定的だったのは両者が持つ物の[違い]だろう。

彼女が持つ[それ]は中学校の教科書の3、4冊ほどの軽い重さに対し少年が持つ怪物は大の大人が1つ持っても簡単に速く走れる物ではない。

勿論、その怪物を手放して追い掛けて来るということも考えられるが、その時は自分が日頃鍛えている肉体と20mもある距離の2つの武器で逃げれば良い話なのだ。

さらにこの先には仲間が待機している車が停車している。

車に乗ればこちらの勝ちだ。

ーーーーー勝てる!

が、女性はそこでつまづいてしまう。

[それ]が女性の前へと滑る。

慌てて、彼女はそれを拾い逃げようとしたが、不自然なことに気付く。

右足に力がはいらないのだ。

というよりも右足の感覚がなくなっているのだ。

恐る恐る彼女は自分の右足を見てみる。

「あ?」

そこに膝から右足はなかった。

というよりも右足が無惨にちぎれていた。

「ギャアアアアアアアア!」

突如沸き上がる苦痛と恐怖。

鉄の歯を携えた怪物は文字通り彼女の右足を喰いちぎっていた。

本体と孤立した右足の前に立つ少年は黙々とその女性に近寄る。

「ひっ!」

(何で!?距離は20mはあったし持ってるものだって…!)

「あんたは何でこんなことを知りたかったんだい?」

少年からの恐怖なのか、自分の右足がなくなったからなのかは検討しようにもないが、彼女はへらへら笑って口を開く。

既に頭は可笑しくなっていた。

「決まっているでしょ?金になるからよ!」

「こんな情報、出版社が喉から手が出る程欲しいに決まっているわ!」

「この情報を出版社に売れば私達は世間から英雄視されるわ!私をただの脳筋とバカにする老いぼれどもを見返せるの!」

「お願いよ!私達を私を英雄にさせてよ!?」

口から唾液を垂らしながら、目からは涙を流しながら、女性は自分でも止まれない位に己の願望を喚き散らしていた。

そんな女性に愛想がついたのか少年は女性の前に立つと、

「それで…」

「すっきりしたかい?」

直後女性の悲鳴と怪物が肉を削り喰らう音が混じった。



ーーーーー全てが終わった後で少年は突っ立って月を見ていた。

少年の[仕事]はいつも夜にある。

そして[仕事]が終わればいつも月を見ている様にしている。

彼の精神を保つ為にも、それは絶対に外せない行動だった。

月を見て、吹っ切れたら行動に移す。

横から真っ二つになった死体は月を見上げている。

少年はそっとその女性の両目を閉じさせ、手を合わした。

(死体は彼らに任せよう)

少年は[彼ら]に死体を処理するように携帯電話で指示すると、

怪物を右手に[それ]を左手に持って路地を後にした。

どうも皆さんはじめまして拉麺食部田胃です。

多分皆様が率直に考えられたと思うのが

「お前のペンネームなんやねん」だと思います笑

初めての小説ということもあってプロローグを書かせていただきました。

編集してたら何このグロ小説って思って書き直したし、一度操作をミスって原稿がまっさらになるという事件も起きちゃいました笑なんて言えませんからね笑

話を変えてこれから書いていく小説はちょっぴり過激にしていこうかなと考えています。

[ちょっぴり]というのは人それぞれの加減なので僕の場合は腕が斬れたり、血しぶきが出る位のレベルですね!

何でこんな性格になったのは多分エイリアンとプレデターの見すぎだと思います。はい。

今回はこんな感じで終わろうと思います。

下手くそな執筆でございますが良ければ

「ちょっとバトルもの読んでみたいなぁ♪」

みたいな感覚でよってください。

親父ギャグではないです笑

これからよろしくお願いいたします。


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