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儚さ・一瞬

作者: 妹明

一瞬。

その言葉自体に、儚さを感じるようになったのはいつだっただろうか?




嗚呼。

あの時、選べた選択肢がもう一度選べるのなら。

そうは思っても、結局散ってしまった桜と同じ。元の枝先に戻る事なんて許されない。


もしも近い未来に、時間を渡る術を手に入れたとしたら。


戻らない。と言えるだろうか?



だが…。

言えなければ、あの「一瞬」に対する儚さも、何もかもが消え去って、時や物に対して感じなくなる人形になってしまうのかな

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