異世界転生おめでとさん
「…ココは、どこだ?」
おれの名前はハルト。男子校に通う、携帯小説好きなごくごく普通の高校2年生。
確か、学校帰りの駅のホームにいたんだけど…
「こんにちはー、お元気ですかー?」
「えっ!?」
なんか空から羽生えためっちゃキレイな女の人が降りてきてる。
そして下から見上げてるから、スカートからパンツが見えそう!
なのに絶妙に見えない!!
クソッ!あと少し!!!
「あのー、聞いてます?」
「ハッ!
すみません、見えないパンツに見とれてました」
(うわー、変な子呼んじゃったよー)
「うーんと、とりあえず君が変態って事は分かったかな」
「いえいえ、健全な男子高校生なら当然の行動ですよ。
それに、見る限り真っ白なこの空間に、羽生えた空飛ぶ人間離れした美貌のお姉さん。
てことは、僕はホームで事故にあって、異世界転生で、あなたは女神で、チートスキルもらえて、第二の人生謳歌的な感じでOK?」
「いや、のみこみ良過ぎてキモい!!
なんか私の説明全部先回りして自分で答えてるんですけど!」
「…えっ、てことはマジで?」
「そう、あんたは事故で死んで、私は女神で、異世界転生で、チートじゃないけどスキルもあげるわよ、おめでとさん」
「よっしゃあぁぁ!!!ガチの異世界転生きたぁぁぁ!!!」