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虚無→幸

作者: 大熊 なこ

 幸せと虚しさは瓜二つである。

 胸の痛む場所が同じだ。


 感じ方次第で、幸せにも虚無にもなるのかもしれない。



 夜が来た。

 夜風にあたった黒い髪がサラサラと舞う。頬をくすぐって、誰かに撫でられている気分になった。悲しくなった。

「誰もいないのにね。」

 右には、川があった。

 今、私は、橋を渡っている最中だったようだ。

 夜の川は、とても綺麗だ。汚い部分など少しも見えない。ただ、反射した美しい夜の街が見えるだけ。あとは、全部真っ黒である。


 こういう時に、幸せを感じる。私だけが知ってる美しさ。この景色は、私だけのもの。


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― 新着の感想 ―
[良い点] なんだっけ、『笑いと怒りは科学的には同じ現象』だっけ。そういうのを思い出しました。 頬を撫でられてるような気分なのに誰もいない……寂しい、あったかさがない、でも孤独は幸せ。 それを幸せ…
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