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パーティー

Let's Party!

僕が玄関を開けると庭では既に料理が並べられており大勢の領民が話していた。そきて僕の姿に気づいた領民が僕の方に注目した。


「皆さんお待たせしましたね。初めまして新しい領主となりましたハルトと申します。前の領主が何をしでかしたかは分かりませんがこれからは私を頼ってくれると嬉しいです。よろしくお願いします 」


「「「……。」」」


まあだろうと思ったよ。別に僕の前世社会人とかでもないし。

そう思っていると1人の領民が近づいてきた。


「ハルト様、他の領民を代表して聞きたいことがございます」


「遠慮しないで聞いてよ」


「では、お言葉に甘えましてあなた様は何が目的でこの地の領主になられたのですか?」


「つまり理由だね。そうだね…特に理由はない!」


「「「…?!」」」


僕が断言するとその場に集まっていた領民達が少し騒がしくなった。


「だが、理由らしいことならそこにいるハレク王子がここに僕を置いたからだね」


「では、あなた様は領主として仕事をする気は無いと?」


「え?前の領主仕事しなかったの?!」


「え、あ、はい。そうでございます」


「嘘だろ…僕としてはそんなつもりは微塵もない。むしろこの領地は立て直したいと思っているよ。そのためなら何でもするよ。なんなら僕が暴走したら僕の周りの方々が僕をやりに来るだろうからね。その心配はないよ」


「は、はぁ」


「それにここの領民は皆いい人みたいだしね」


「なぜそう思うのです?」


「だって僕が領主になったって言っても誰も反論しないじゃないか。むしろ僕の話をちゃん聞いている。以前の領主がダメだったら大抵は僕を嫌な顔をしたり追い出そうとするだろう?でも君たちはそれをしないからそう思っただけだよ」


「そうですか…皆このお方をどう思う?」


「俺は前の領主みたいにはならないと思うぜ」


「私もそう思うわ。むしろ協力してくれるんでしょう?前の領主はそんなことくちにもださなかったわ」


前の領主どんだけクズなんだよ。せめて口には出しとけよ…


「という訳です。私達は貴方様をこの領地の領主として迎え入れましょう。ようこそ!」


「「「ようこそ!ハルト様!」」」


代表の言葉に続くように集まった領民が言った。


「これからよろしくお願いします。ハルト様」


「分かった。よろしくね!」


僕と代表は握手をした。


「じゃあ皆さん今日は楽しんでいってくださいね!遠慮はしないでください!」


「そうこなくっちゃ!」


「騒ぐぞ皆!」


「「「おーーー!!」」」


それからパーティーが本格的に始まっまた。


「良いものを見せてもらったハルトよ」


「あ、陛下」


「期待しておるぞ」


「ありがとうございます」


「うむ。ではもう少し創造神様と話してこよう」


「分かりました」


めっちゃ仲良くなってるな陛下と創造神様。陛下が離れると龍清が近づいてきた。


それからしばらくパーティーが進みかなり周りが暗くなってきたところで龍清が話しかけてきた。


「ところで晴翔、阪本の方はどうする?」


「ん?結婚してからにしよう」


「分かった。あの二人のことだからな」


「そうだね。あ、そろそろいい時間じゃないか?」


「そうだな。こっちはいつでも打ち上げれるぞ」


「了解。さて、お集まりの皆様!空を見上げてください!」


「よし、起動しするぞ」


僕の言葉を合図にして五大魔導師が魔法を起動し、空へと魔法が打ち上がる。


ヒュ~、ドン!


「「「おぉ」」」


「ハルトよあれはなんなのだ!」


「お、落ち着いてください陛下。あれは花火というものですよ。本来は火薬を使うのですがそれがなかったので魔法でだいようしたのですよ」


「ふむ、なるほど。あんな魔法があったのか…」


「まあ、うちのもののオリジナルなんですけどね」


「ふむ…」


(後で龍清達に詳しく聞きに行く気だな陛下)


「おい、阪本の方見ろ」


「ん?」


龍清がそう言うので見てみると勇夜と松本さんが手を繋いで花火を見ていた。


「いいね~」


「軽く爆発させるか?」


「やめとけ。後で料理されたくなければな」


「うお?!だから急に現れるのやめてくれ瞬」


「すまん。ついな」


「わざとだろお前」


「そんなことは無い」


「笑みを浮かべながら言うなよ」


そんなことを喋りながら瞬と龍清は笑いあっていた。


10分後


「そろそろ終わりだな」


「結構長かったな何発仕込んだの?」


「数えてはないが5000は仕込んだはずだぞ」


「よくやるね」


「そこまで大変じゃなかったぞ。威力とか必要ないからな」


「なるほど」


そう言っているうちに花火が終わった。


「さて、皆さん今日はありがとうございました。また明日からもよろしくお願いします。瞬、領民を送って」


「分かりました。いくぞ」


「「「はい」」」


瞬達は領民を転移でそれぞれの家に送っていった。


「それでハレクは今日はどうするんだ?」


「私か?今日もお邪魔させてもらうつもりだ」


「お前城に帰れよ」


「転移があるからいつでも帰れる」


「ああそう…」


「じゃあ儂らは神界に戻るるとしよう」


「という訳だからじゃあねーハルトー」


「じゃあなアヴァン」


神様たちがその場から消えた。


「では儂も城に戻るとしよう」


「お送りしますね」


「うむ。頼む」


「『転移』」


僕は陛下を転移で城に送ると挨拶をしてすぐに屋敷に戻った。


「さて、さっさと片付けを終わらせて今日は皆ゆっくり休んでね。遊びたいなら地下に遊戯場的なものを作ったからそこで遊んでもいいけど明日起きられないとかはないようにしてよ」


「「「了解!」」」


「うお!?元気いいね」


それから僕らはすぐに片付けを終えた。


「じゃあ僕は寝るよ。おやすみ」


僕は夜更かしせずにすぐに自室のベットで寝た。

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