現状確認のすゝめ
自分の名前は松本優。
22歳のしがないサラリーマンで、趣味はライトノベルや漫画、ゲーム、TRPG、etc.....。
そんなどこにでもいそうな自分ですが、何故か異世界に転移しました。
…正直、頭がどうにかなっちまいそうです。
~~~~~~~~〜1時間前~~~~~~~~~
…ジリリリリリリリリリリン! …ジリリリリリリリリリリン! …ジリリリリリ…
…目が覚める、今日もうるさい目覚まし時計のベルが鳴る。
毎回、毎回音がうるさくて少しイライラするがいつも通り起床する。
いつも通りコーヒーをいれて。
いつも通りトーストを焼き。
いつも通り朝食を済ませ。
いつも通り風呂に入り。
いつも通り着替え。
いつも通り出勤。
いつも通りという言葉がゲシュタルト崩壊しそうな毎日がはじまる、はずだった。
玄関を開けて、一人暮らしのオンボロアパートを出れば…
いつも通りでは無い草原でした。
…あれ?
おかしいな、家の目の前に草原なんてあったけな…
「…はぁ!?どこだここ!」
目の前の景色は、どう見ても東京の都心部とは到底思えない景色でした。
「…と、とにかく一旦家に戻ろう…きっと疲れてるんだ…」
自分はきっと疲労から幻覚を見ているだけだ、と自分に言い聞かせながら、そこにあったはずのドアノブに手をかける、だが、ドアノブの感触がない。
「…あれ?」
ふと周りを見渡すが、ドアはどこにも存在しない。
「…うっそだろ…」
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そして今現在に至る、て感じだ。
どうしよう、多分これは俗に言う異世界転移と言う物なのだろう。
ということで、気持ちを切り替えて行こう、そうだ、それがいい、そうしよう。
自分がこれまで読んできた、ライトノベルの知識を活かそうと思う、とりあえず…
「ステータス」
というラノベの定番とも言えるステータスを唱えてみた。
ブォンという擬音がなりそうな開き方でステータス画面が開いた。
おぉっ!こういうのを見るとテンション上がるなぁ。
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マツモト ユウ
松本 優
性別 男
種族 人間
年齢 22
状態 通常
職業 村人(異邦人)
Lv 1
HP 30
MP 30
筋力 20
防御 21
知力 18
精神 21
俊敏 19
器用 19
スキル アイテムボックス
メニュー
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「…しょぼいな」
なんか、こう、異世界に来たから、大魔法がめちゃくちゃ撃てたりするとか、敵のスキルを奪えたりするとかそういうのに憧れちゃうよね。
「…え、これだけ?」
再度ステータスを開くが内容は変わらない。
大きく息をすい…
「マジかよぉぉ!」
叫んだ。
毎回こんな感じで1話、1話の文章は短いです。
作者の文章力の問題です、ほんとすんません。
m(_ _)m