この素晴らしきホワイトデーに祝杯を揚げよ!!
はい、続きです。
二度手間ですね。すみません…
何で連載にしなかったんだろ……
ほんと申し訳ない
ってな事で、どうぞ!!!!!!!!
貴女が俺についてきている事は知って居ます。
俺がそれを拒まないのは、貴女が隣で奏でるギターの音が大好きだから。
世界で一番大好きな貴女に届ける
俺の精一杯の――――――――――――――――ダイスキ――――――
* * *
カシャカシャ……
メレンゲを泡立てる音が部屋に響く。
と、泡立てたメレンゲに翔太が苺ソースを少し垂らす。
ほんのり淡いピンクに色付いたメレンゲはそれからいろんな過程を終え、ハート型のコーンスターチの器へと流し込まれる。
翔太「後は冷蔵庫で冷やして完成!!!!!」
透「で、桐斗のは良いとして、心は?」
桐斗「ごめん、ありがとう……」
透「いや、まぁいいんだけどさ、早く返事してやれよー。
小明、お前の返事待ってんだから」
桐斗「だから今日するんだってば!!!!!!!!!」
透「そーだっけwわりーわりーww」
祐希「あ、心のさ、クッキーにしたら?」
翔太「おおー、ナイスアイデーアー♪」
透「その乙女心でモテないんだな」ズバッ
祐希「(泣)」
まぁそうして無事お返しを作ったはいいんだけど、問題はどうやって渡すかだ。
うん、普通に渡そう…普通に…
小明&心「ただいまー」
桐斗「ひっっっ」
無理だ…死にそう…ww
祐希「こーころ♪バレンタインありがとう!!!!!」
翔太「はい!!!お返し、クッキー好きでしょ??」
心「わぁー…!!!!!!凄い、ありがとう!!!!!!!」
透「おい、桐斗」
桐斗「………はい…」
腹をくくって、小明の前へ足を進める。
緊張で拳を握りしめたいけど、そんなことしたら手に持っている折角作ったマシュマロが潰れてしまう。
ナチュラルにー…フラットにー…
深呼吸をして、口を開く。
桐斗「バレンタインありがとう、これは俺から―――――――――――
世界で一番大好きな貴女に届ける
俺の精一杯の
―――――――――――――ダイスキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
目をぎゅっと瞑った。 と、俺の手から袋が奪われる。
恐る恐る目を開けると、マシュマロの入ったラッピング袋を顎の前で大事そうに持ち、
小明「ありがとう、桐斗。嬉しい!!!!!!!!!」
と、満面の笑みで言われた。
嬉しさの余り、小明を優しく抱きしめる。
心「おおーー公開告白とは、中々やるねぇww」
翔太「今のバッチリ録っといたよ♪」
透「あとで送ってー」
心「私にもー!!!!」
翔太「おっけ☆」
桐斗「えっ、ちょ、ヤメロぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」
小明「……軽音部以外にその情報もらしたら覚悟しろよ…??」
全「う、うぃっす」
祐希「くっそーーー!!!!!!!!リア充羨ましいぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
何はともあれ、両片想いは無事恋人となり、一件落着……!!!!!!!!!
そして軽音部の中でプチパーティーが開かれ、6人ではしゃぎまくった。ww
全「この素晴らしきホワイトデーに祝杯を揚げよ!!!!!!かんぱーい!!!!!!!!!!!!」
オレンジジュースを交わしたこの日は、多分俺の中で一番の思い出。
これからも宜しくでーす!!!!!