集団正ギ会
6話目です。
今回は相沢君の死後のクラス視点。
7話目の途中を切り取って視点を変えたものになってます。
その7話では"○○"視点です。
「ねえ、相沢君が自殺した理由って知ってる?」
「あんなに明るかった相沢君が自殺する理由なんてなかったはずだよな。」
「私、彼のこと好きだったのに…」
「私も…」
「皆に好かれてた」
「そう、相沢君にはね…」
「どういうこと?」
「じゃあ、相沢君が死んだ理由って…」
「そう、彼の彼女だった○○。」
「私、あいつが何で彼女なんだろうってずっと思ってた!あの根暗。」
「相沢君と付き合いだしてから調子乗り出してさ!」
「そうそう!」
「最近流れてる赤い糸の噂、それを信じたって話。」
「じゃあ、相沢君巻き込まれたってこと!?」
「そう」
「信じられない!」「ばっかじゃないの!?」
「何であんな子のために…」
「俺、あいつが腕やら何やらに包帯巻いてるの見たぜ」
「私も」
「そう、それだけじゃない。」
「○○が生き残ったのも、わざとみたい」
「でも赤い糸の話は二人で自殺して天国と来世で一緒になれるって話だろ?」
「だから、つまり相沢君と○○は付き合っていなかった」
「え?…それじゃあもしかして!?」
「そう、無理心中しようとした。」
「その証拠に相沢君の死体には小指が切り取られてたらしい」
「ひどい………ヒック、な……なんで。」
「うそだろ…」
「じゃあ今まで相沢君と付き合っているフリをしていたのは」
「脅されてたんだ。」
「最悪だな…」
「気づいてやれたら…」
「何で小指を持ち去るんだ?」
「一緒に死ねなかったからせめて小指だけ持っていようとしたとか」
「許せない」
「ありえないよこんなの!」
「あいつ…○○!」
「どうする?」
「あんなやつに遠慮することないよ」
「そうだ!相沢君の苦しみをあいつに教えてやろうぜ」
「そうだよ!じゃないと相沢君がかわいそうだよ…」
「放課後呼び出してやろう」
「呼び出して?」
「呼び出して…」
「あいつが相沢君と一緒になれないようにする」
「どういうこと…?」
「つまり…」
「きたぞ…」
……!!……!!!!!!!
「よくも…!よくも!!」
「相沢君を返せ!!」
「お前が死ね!!」
「お前だけが死ね!!!」
「この悪魔が!!」
「ずっとずっと相沢君を苦しめやがって!!」
「返してよ!!!」
「ふざけやがって!!」
「お前が相沢君と付き合えるわけないだろ!!!」
「この性悪!!」
「死ぬなら一人で勝手に死ね!!」
「お前なんかにこれから先、相沢君を苦しめさせるわけにはいかない」
「…!!、…!!!!」
「だから……」
「おマエの」
「小指を切り後ス」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「モウ
ニドド。
アイザワクンニ逢ワセナイ。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」