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小指

作者:M.O.I.F.
隣が空席になったのは先週のことだった。
高校生活3年目のクラスメイトの欠員は
クラスにとってそれ以上の悲しみとして広がっていった。
私は小指を見つめる。
その指先は空を越えて彼の元に届いているのだろうか。
過ちと、後悔と、赤い糸。
繋がるはずのない指先は、
どこへ引かれていくのだろう。
心を蝕んだ狂気は、望まない最後を迎える。
空席
2015/07/14 11:34
過去のモノノケ
2015/07/16 07:59
私のイマ
2015/07/17 07:54
集団正ギ会
2015/07/21 22:05
赤い小指
2015/07/25 13:04
小指
2015/07/27 01:13
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