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15.勝負へのこだわり

15.勝負へのこだわり


 いよいよ、明日、勝負の行方が決まる。

「日下部ちゃん、なんか、にわかに盛り上がってきたじゃない」

「大丈夫なんですか?他の人に持って行かれちゃったら、りっきさんの思惑が台無しになるんじゃ…」

「日下部ちゃん、解かってないねえ。思惑なんてないよ。だけど、みんな身の程知らずだね。一体、どれだけチョコを貰えると思っているんだろうね」

 そう言って高笑いするりっきさん。きっと、何か目的があるはずなんだけどなあ…。単純に新年会のリベンジというわけでもなさそうだけど…。


 駅前を歩いていたらパチンコ屋から出て来た大橋さんにバッタリ。大きな紙袋を抱えている。

「戦利品ですか?」

「あっ!」

 大橋さんはボクに背を向けるとそそくさと去って行った。

「まさか…」


 そう言えば、最近、みきすけさんを見かけないな…。なんか悪いことでもしているんじゃないだろうな…。

「ん?」

 噂をすれば何とやらで、サンタクロースみたいな大きな袋を担いでみきすけさんが入って行ったのは何とキャバクラ。

 みんな、そこまでして勝負にこだわる気持ちが分からないなあ…。


 そして、夜更けの裏通りで一人たたずむりっきさん。しばらくその建物を見ていたかと思ったらさっと踵を返して立ち去った。立ち去る瞬間にりっきさんが笑ったように見えたのは気のせいか…。

「あれ?ここは…」




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