サブキャラクター ※ネタバレ含む
人物紹介、サブキャラクター編です。
こちらも、話の進行に応じて、随時追加・編集していこうと思います。
ネタバレに注意してお読みください。
本編には登場しなかった裏設定なんかも、もしかしたら入れるかも?
○リチャード三世(リチャード・エミリオ・レオポルド・エルリエール)
:十七才。紅い髪。薄緑の瞳。白い肌。身長一七五cm。
エルリエール王国現国王。中性的な顔立ちと優しい微笑みで、社交界の人気者。
通称『若年王』。
王族らしからぬ考え方や趣味は、平民の乳兄弟の影響が多分に含まれる。武面で優秀な第一王子に比べ、周囲の期待が少なかった(殆ど無かった)のも、決して無関係ではない。
乱に有って治を成し、治に有って富を成すタイプの賢王。
先代からの忠臣が、未だ若き王を支える。
○チャールズ・ベルゼッフォ(チャールズ翁)
:年齢不詳。白髪。白髭。身長一七〇cm。
エルリエール王国宰相兼魔法省外部委員。
正確な年齢を知る者は誰もいないという、先々代国王の時代から仕える国の重鎮。
若き王を、陰に日向に支えてきた、文字通りの国の屋台骨。
○レジアス・ダンパー
:三七才。黒い髪。黒い眼。茶色の肌。身長二一〇cm。
エルリエール王国近衛隊副隊長。筋骨隆々の大男。密かに女性兵士からの人気が高い。……が未婚。
リチャード(平民)の剣の師匠(その一)。
戦闘では最強。日常では最凶。性格はズボラでイイカゲン。物事の基準は戦闘力。
平民で初めて近衛三役まで上り詰めた、実は凄い人。
○ミリアム・ケント
:享年二八才。
元男爵家長女。
避暑地に向かう際の護衛として、数日行動を共にした平民の冒険者に一目惚れし、両親と大喧嘩の末に家を飛び出し、八割方固まっていた伯爵家との縁談を反故にした挙句、半ば無理やりその冒険者のもとに転がり込んで結婚した、という、作り話にしても酷すぎる人生を歩んだ傑物。
リチャード・ケントの母で、現国王の乳母。
○マリア・エリーズ・スルール
:三四才。金の髪。青い瞳。身長一六〇cm。
若々しい容姿と、抜群のプロポーションを誇る、クロエの母親。
容姿とは裏腹に、言動は子供っぽいところが多いが、ほとんど素。
朝に極端に弱いのだが、『することのない平民の妻』という立場が、寝坊癖を直せない要因になっている。
元エリーズ子爵家次女。本家は三〇年前の戦争で没落。
二人の子供たちを溺愛しているが、新たに子供を設けるつもりはない様子。
○アルベール・ケント
:四〇才。薄茶色(くすんだ金)の髪。薄青の瞳。身長一八〇cm。
現エリーズ剣術道場師範代。元一流の冒険者。
ミリアムに転がり込まれて以降、貴族からの地味な嫌がらせに遭い、冒険者家業はほぼ引退。
戦友のアルフォンス・スルールと共に、剣術道場を開く。
実際教えているのは、純粋な剣術というより、相手をどう倒すかを主眼に置いた、総合戦術が近い。
実の息子を一流の冒険者に仕込む。
○アルフォンス・スルール
:享年三二才。
勇者の血族の生き残り。
冒険者時代の功績から英雄と呼ばれたりした事もあった。
○レミー&マーク
:どちらも三才。
モラレスの集落で唯一の馬。
レミーは茶毛の牝、マークは黒毛の牡。
重馬種と呼ばれる、足は遅いが力の強い種類の馬。




