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プロローグ(第一話)

スペックは最後のあるので先に読みたい方はぜひ先にご覧ください

「漆黒の闇に囚われし我の力を解放せよビックブッラッカーあああ」(・・?

アリカは叫んだ。意味は自分でもわからなかったが、一つ思うことがあるならば

(いや、私かっこいー) と思ったのであった。そういうことは鏡を見てから言ってほしいものである。  そうお察しのとおり彼女は()()()である。これは地球とは違う別の世界線、アーベルカ王国首都ビーニカの中心街で周りに人がいるというのに変な奇声を発した一人の変質者の物語である。

                   ~1分後~

アリカは周りを見た。心なしかさっきから視線を感じる。 

(皆もわかるのかこの私のオーラを!やはり私は神に選ばれし者なのだな) もちろん他の人がアリカを見るのはいろんな意味で()()()()だと思っているからなのだが、アリカは全く気付かない。

 そんな変なことを考えていたせいか、いつの間にか中心街をぬけ広い野原まで来てしっまた。中心街は広いが初めて来たところなので道を間違えたらしい。 (おっ、ここは私の魔法を試すのにちょうどいい場所ではないか) そう思い野原の真ん中までアリカは行った。

※ここで誤解がないよう言っておくがアリカは魔法を使えない一般人である。

そしてまたアリカは叫んだ。

「空よ神よ!雨を降らせたまええええ」と

この後、とてつもない奇跡が起こる。そう、本当に雨が降ったのだ。それで気をよくしたアリカは調子に乗ってさらに

「雷よ我をその稲妻で貫きたまえええええ」

と叫んだ。そしてまたアリカの後ろに雷が落ちたのである。実は一番驚いたのはアリカ自身で正直これでは、雷が落ちた興奮よりも恐怖が勝っていた。中二病の割には小心者である。このときアリカは少し腹痛を感じた気がした。実はこれからこの腹痛によってアリカの運命が左右されるのだが、アリカはそんなこと知る由もなかったのであった…  

 それを見ていたものがいた。アーベルカ王国王子マイクとその執事ブールスである。

「おいブールス、あの娘なら弟を救えるのではないか?」

「はい、あの魔法は城で一番魔法に詳しい私でも見たことも聞いたこともない魔法です。あれほどの魔法を使えるなら、第二王子ベース様の病など簡単に治すことができるでしょう。」

しかしブールスは考えた

(本当に見たことも聞いたこともないんだが、まさかたまたまだったりして… いやまさかなそんな偶然あり得るわけがない。しかし念の為王子が声を掛けるのはやめたほうがいいな)

「マイク様、声を掛けるのはやめたほうがーっていない!?」

そう馬鹿でせっかちなマイクがブールスが考えるのを待てるはずなどなく既にアリカに話しかけていた。

(マイク様~ ぐすん、ああ何故神は私を見捨てるのでしょうか) かわいそうな男の運命である。

「そこの娘!城の魔法使いにまらないか?」

マイクが言う。しかしその後はブールスに言葉をさえぎられた。

「あ、ああ公爵の家に来てもらうという意味です。ハハ~」

実はこの国は商業が発達しているのに対し、化学技術や国を守る軍の発達が異様に遅れているため商業で得た、ばく大なお金目的で王家は他国に狙われやすく、さらに化学技術が発達していないため国民とスパイを見分けることができないのだ。そのため王家のうち国王陛下以外は暗殺をされないように正体を隠して人と接しなくてはいけなかった。  だからブールスは思った。

(マイク様!そんなんじゃ命がいくらあっても足りないです!) そしてアリカのこたえは…

「え?あっ、はい!よろしくお願いします♪」

YESだった。  ちなみにアリカが戸惑っていたのは急に言われたからではなく、

(つ、ついに私のすごさをわかる人がきたのか!いやはや感動感動) と考えていたからだ。

※もう一度言うがアリカは一般人である。

「そうか。引き受けてくれるのなら正体を明かそう。俺は実はこの国の王子のマイクだまあもう知ってると思うがなこれからは城の魔法使いとして頑張ってくれ」

マイクは返事を待った。しかしアリカがこたえる前にブールスが叫んだ。

「なーに正体明かしてくれちゃってんですか!!」と

その後にアリカが

「私はアリカ。さすらいの一人旅に出ているところだ。これからよろしく。」と答えた。

相変わらずの中二病なのである。

ここで私の自論だが中二病は遠慮を知らない。故に力を持たせてはいけないのだ。これからアリカの魔法使い生活が始まる…   ご武運を。



          ~本編では明かされていない細かな情報~

 アーベルカ王国の説明

「化学技術や国を守る軍の発達が異様に遅れている」と書いてありますが、細かく言うと圧倒的技術の無さ、化学的進歩の未発達のことです。簡単に言うと発展途上国のようなもので、軍事力も他国は様々な兵器や魔法を使うのに対しほとんど未発達で魔法使いも数人しかいません。なのでマイクは魔法使いを探していたんですね(魔法に詳しいブールスはとても優秀な人材です)。また商業がとても発達していますがこれはもともと技術を持った職人たちと、とても頭脳明晰で強い王が一緒になってこの王国をつくったからです。また今まで王国が破滅しなかった理由は代々王家の血をひく者が先代のような力を発揮して戦っていたからです。するとマイクたちが正体を隠す理由が謎になりますが(強いなら他国の人に襲われても対処できるので)それは次回の~本編では明かされていない細かな情報~を見てください。



スペック 

      マイク=アーベルカ 15歳 金髪、青い目の自称イケメン目つきが鋭い、バカだけど剣術は得意(っていうか先代のような運動能力を持っている だが国王陛下には遠く及ばない)

      ブールス=ツコミ 20歳 黒髪、緑色の目、今回では一番まとも&唯一のツッコミ役

      アリカ=シラクス 14歳 白い長髪、赤い目の美少女、一応シラクス国の姫だが一般人と同じくらい常識がある(つまり日常生活をおくるのに問題はないってことです)、だが中二病、自画自賛しがち


補足説明がすごく濃い内容になってしまいましたが次からは気を付けます。

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