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バリューズ  作者: ペシペシタオル
9/13

仲間?割れ

再び1000文字程度に戻しました。

医務室にてクルヴィとフリューの目覚めを待つが、相当無茶をしたのか一向に起きる気配はない。様子を見に、遅れてガルイクが部屋を訪れるが呆れた表情をしていた。


リューズ「ガル..こいつら本気で殴り合ってたみたいだ、全然起きねぇ。」


ガルイク「...お前に役者の才能があるとはな。まさか仲間をKOするとは思ってもみなかったぞ。」


リューズ「俺を疑ってるのか?そんなことするわけないだろ..」


ガルイク「そんなことをお前はする。自分に信用があると思っているならそれは勘違いだ。自身を鑑みる環境に来世は居れるといいな。」


抵抗する気が失せたのか、うなだれてしまう。態度で自分の行為を認めたリューズを前に頭を抱える。


リューズ「仕方ないだろ。女子を友達同士で傷つけさせるなんて事しちまったんだぞ!その最悪な印象のまま試験を終わらすわけにはいかなかったからな。なんとか"友達思いのやつ"で終われてよかったぜ。」


ガルイク「お前が早死にするように教会に祈っておいてやる。可能な限り苦しんで死ぬようにな。」


リューズ「お前にも彼女が欲しいと思う気持ちがあるだろ!その気持ちが他人よりちょっと強くて周りの人を利用してしまう、茶目っ気があるただの男の子なんです!」


ガルイク「はぁ。俺には全く理解できない感情だな。」


建前ではなく本音で言っているようにきこえるが、その"本音"に何か違和感を覚える。こいつは何故こんなにも余裕を持っているのかと。リューズはその一つの最悪な可能性に気付き、恐る恐る口にする。


リューズ「お前..まさか、彼女がいるのか!!!??」


ガルイク「か、彼女はいない。」


試験で見せた演技をはるかに上回る大声と悲しそうな声色にたじろぐが、至って冷静に言い放つ。独り身であることを確認できたリューズは、まるで欲しかったおもちゃを買って貰ったように瞳をキラキラさせて何度もうなずいていた。


リューズ「だよな?だよな?お前もやっぱりモテないと思ってたんだよ~。ガルの家系はお前が末代でジ・エンド!おしまい!」


ガルイク「が、婚約者はいる。」






?????????????????こいつが何を言っているのか全く理解できなかったぞ。コンニャク社?へんな企業の御曹司だったのかな?


リューズ「聞いたことのない企業だけど、お前ならきっと上手くやっていけるさ。」


ガルイク「どんな聞き間違いをしているのか知らないが、とにかく俺は故郷に婚約者がいるからな。お前らと同じにするなよ。」


リューズ「起きろクルヴィ!裏切者がいるぞ!!」


すぐさま覚醒し、素早くガルイクの背後に回る。今まで眠っていたとは思えない人間離れした動きに全く抵抗できずそのまま羽交い締めで押さえつけられてしまう。


クルヴィ「やれ、リューズ!こいつの墓場をここにしてやれぇ!!」


ガルイク「うおぉ!?は、離せ!モテないどころか救えないぞお前ら!!」


リューズ「お天道様より上の世界へ送ってやるぜぇ!ファーストキスぐらいはさせてやるよ、俺の拳になぁ!!」


ガルイク「お前らと違って婚約を決めたときにしている!一生機会に恵まれないお前らは明太子を2つ重ねて、それにキスして満足していろ!!」


リューズ・クルヴィ「「とっくにしたわぁあああ!!!!」」


裏切者はここで死ねぇええ!!




嫉妬って怖いですね。

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