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目が覚めた。


嘘でしょ。私、名前は思い出せないけど、前にやった事ある乙女ゲームのヒロイン、鷹尾伏くるみちゃんのライバル、六車麗華じゃん。

それは可愛いわ。

もう毎日でも鏡を見れる。

自分でずっと鏡を見ながら可愛すぎてため息つける。

しかも、日本三大財閥の会長のご令嬢だったもん。確か……。

それは、お金持ちだわ。なんでも出来るじゃん。人生勝ち組だわ。


とか、思っていたらダメなんだよなー。


と、深くため息を吐いた。


ライバルとかめちゃくちゃいい言い方してるけど、実際はお金と美貌にかこつけてめちゃくちゃな意地悪し続けてたし、学校に来れないように、車通学以外認めないとか、バレないように制服汚したり、とりあえず、やばいやつだった。

なんでも、くるみちゃんが実は亡くなったおじいさんの妾の子で、財閥の時期会長の座を2人で将来争わないといけないとか、あと、好きな人が被るということもあり、彼女は今まで我儘に?育てられたから、もうめちゃくちゃにやっていた。


その先に見えるのは、私一人だけ財閥から追放されて、めちゃくちゃ辺鄙な田舎に送られ、高飛車な性格は治らないから、そこでは、村八分とかでとにかく苦労してた、はず。


はず。というのは、主人公じゃないから、そんなに最後どうなるかとかってあんまりゲームでは詳しく描かれてなかったから、よくは分からない。


とにかく、まずい。不味すぎる。


私はとにかく、このぬくぬくふわふわのお布団から出たくないし、せっかくお金持ちに生まれたのに、わざわざ貧乏使い暮らしはしたくない。

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