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デリータの消去政治 序章
触れたもの全てを消去しデータの底へ葬り去る暴君デリータ。そんな彼の独裁政治に立ち向かうユオズネグの住人達。力、戦略、熱意....各々の強みを総動員して圧政から逃れようとする住人と、自己の分身を作っては差し向けるデリータの攻防戦を、我々は見てみるとしよう。
_________ボクは消されることを拒んだ。それが全ての始まり。
「デリータ、あなたの役目は私が司ります。あなたは私と統合されることになります。」
「......」
「それでは、早速始めることにしましょう....」
.......いやだ、消えたくない。
ピシュン！
「デリータ！なんて馬鹿なことを！ディスクリミネータが消されたぞ！！」
「あああ、これからユオズネグの制御はどうするんだ.....！？」
「....ボクがやる。」
ボクに逆らう奴は、みんな消す。
