色とりどりの人生観
キラキラカラリと我らは廻る
カラカラパラリと我らは巡る
パラパラキラリと我らは循る
光を透かしてカラダを溶かし
見透かすあなたが我らを描く
赤青緑と山吹いて
橙桃紫が混ざり藍
落ちて離れて駆け抜けて
八六四分に別れ散る
華麗に錦に百色の
対称性の論理に導かれる世界観
泡沫の細石砕けちる
億千万寿の死生観
我らの姿は常に定まらず
ただ廻り巡り循るが我らの定め――
あ、ごめんなさい
先輩達は小難しいこと言ってますが、僕らはホントは単純なモノなんです
四角くて、丸くて、円筒形のシンプルな生き物だから
そう、皆と一緒に容器に入るまでは――
ザラザラ、パチリ、クルクル
我らは旋り回り踊り――
人生色々
一人だけだとその色は単純
でも、合わさると小難しくも色とりどりとなる
人生万華鏡の中のビーズ達
着想がどこから始まったか――わかりませぬ